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ロンドン2019年1月 10日

米国のカリフォルニア・スチール社よりアップグレード 工事 2 件を受注

  • 86 インチ板幅用熱間圧延機の主駆動装置とモーターのアップグレードにより連続圧延と製品ライン ナップ拡充
  • 連続亜鉛めっきラインの駆動装置とオートメーションシステムのアップグレードにより稼働率向上
  • 亜鉛めっきラインは 2020 年半ば、熱間圧延機は 2022 年半ばに稼働開始の予定

 

プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は米国カリフォルニア州フォンタナにある カリフォルニア・スチール・インダストリーズ社(California Steel Industries: CSI)から熱間圧延機と 連続亜鉛めっきラインのアップグレード工事を受注しました。これらは CSI 社が製品ラインナップ拡充 と稼働率向上を目指して、86 インチ板幅用熱間圧延機と No.2 連続亜鉛めっきライン用の電気設備とオ ートメーションシステムをそれぞれ増強するもので、連続亜鉛めっきラインは 2020 年半ばに、また熱 間圧延機は 2022 年半ばまでに完工予定です。

 

86 インチ板幅用熱間圧延機については、これまでにもレベル 1 およびレベル 2 のアップグレード工事が すでに行われていますが、今回の工事では 6 基の仕上げ圧延機スタンド用のモーター、駆動装置、配電 機器を更新するなど綿密に計画されており、製品ラインナップの拡大、遅延の最小化、ならびに圧延機 の稼働率向上が可能になります。当社は、中電圧モーター、中電圧駆動装置、変圧器と開閉器の納入に 加えて、エンジニアリングと試運転も行います。

 

No.2 連続亜鉛めっきラインの電気設備とオートメーションシステムのアップグレードは、複数の段階に わたって実施されます。AC/DC 電気駆動装置、レベル 1 およびレベル 2 オートメーションシステム、 HMI(マンマシンインタフェース)など、老朽化が進む設備を交換することでラインの稼働率が改善さ れます。当社は本工事でも、アップグレードに加えてエンジニアリングと試運転も担当もします。

 

1984 年に創業された CSI 社は、アメリカ西海岸の大手鋼板メーカーであり、この地域向けに幅広い圧 延鋼板製品を製造しています。カリフォルニア州フォンタナにある同社工場の生産能力は、熱延、酸洗、 亜鉛めっき、冷延などの各種鋼板類と電縫鋼管を合わせて 200 万トン以上となります。

 

カリフォルニア州フォンタナにあるカリフォルニア・スチール社工場の仕上圧延機モ ーター室 (CSI 社提供)

プライメタルズ テクノロジーズ (Primetals Technologies, Limited)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業における、エンジニアリン グ及びプラント建設全般の世界的リーダーかつライフサイクル・パートナーです。当社は電機、オートメーション及び環境の総合ソリューショ ンを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューション をお届けします。当社は、株式会社日立製作所ならびに株式会社 IHI が資本参加している三菱日立製鉄機械と、シーメンス・グループのシーメ ンス VAI メタルズテクノロジーズ社の統合により発足した三菱重工のグループ会社です。出資比率は三菱日立製鉄機械が 51%、シーメンスが 49%です。従業員数は全世界で約 7,000 人。詳しくは、下記 URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト:www.primetals.com