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Construction site of the new blast furnace #7

ロンドン2017年1月 17日

露のエブラズ社からニジニ・タギル製鉄所向け高炉用制 御装置及び電気設備を受注

  • プロセスオートメーションにより操業モード最適化とコークス消費量削減を実現
  • 仮想シミュレーションを実行するオートメーションシステムによりサービスコストを削減

 

Primetals Technologies は、ロシアの鉄鋼メーカーであるエブラズ社からニジニ・タギル製鉄所 (EVRAZ NTMK)向けに、新設される第 7 高炉用けとして、数百万ユーロに上るオートメーションシ ステム、電気設備、計測装置など一式を受注しました。新設の第 7 高炉は年間 250 万トンの銑鉄生産能 力を有し、オーバーホール予定の第 6 高炉と入れ替えられる予定で、火入れは 2017 年末に予定されて います。

今回の受注では、冗長性を持たせた複数の中央サーバーに、プロセスの仮想シミュレーションを行うオ ートメーションシステムとして、ベーシックオートメーション(レベル 1)およびプロセス最適化シス テム(レベル 2)を装備することで、現在のみならず特に将来のアップグレードにおいても劇的にサー ビスコストを削減できるようになります。また、投入されるプロセスオートメーションシステムは、コ ークス消費量の最適化も実現します。

 

エブラズ社のニジニ・タギル製鉄所は、ロシア中西部に位置するウラル連邦管区スベルドロフスク州ニ ジニ・タギル市にあり、粗鋼として 490 万トン、鉄鋼製品として 420 万トンの年間生産能力を誇るロシ ア最大規模の一貫製鉄所です。ニジニ・タギルはまた、製鉄および鉱業の中核拠点のひとつとしてロシ アでも有数の歴史をもっており、主に鉄道用の車輪及びレール、構造用鋼、パイプ、半製品を生産して います。

ロシアのエブラズ社ニジニ・タギル製鉄所に新設される第 7 高炉の建設現場。 Primetals Technologies は新設の高炉向けにオートメーションシステムおよび電気設備 を納入予定。(写真提供:エブラズ社ニジニ・タギル製鉄所)

 

Primetals Technologies, Limited は本社を英国、ロンドンに置き、金属鉄鋼産業にとって、エンジニアリングやプラント建設全般の、世界的 リーダーかつライフサイクル・パートナーです。当社は電機、オートメーション及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービス の一式を提供します。鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野部門にも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は三菱重 工グループで、株式会社日立製作所、並びに株式会社 IHI が資本参加している三菱日立製鉄機械と、シーメンス・グループのシーメンス VAI メ タルズテクノロジーズ社の統合により発足しました。出資比率は三菱日立製鉄機械が 51%、シーメンスが 49%です。発足時の従業員数は全世 界で約 7,000 人。詳しくは、下記 URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト:www.primetals.com