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Blast Furnace 5 at Tata Steel, Port Talbot in South Wales, United Kingdom. The furnace was revamped by Primetals Technologies and relit again in late January.

ロンドン2019年4月 02日

英国のタタ・スチール・ポートタルボット製鉄所向け高 炉改修工事が完工、稼働を開始

  • 大型投資により、第 5 高炉の耐用年数を延長
  • 英国最大の製鉄所としての地位強化
  • 改修工事は 2018 年末の短期操業停止期間中に実施

 

プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は、英国・南ウェールズにあるタタ・スチ ール・ヨーロッパ社(Tata Steel Europe:タタ・スチール)のポートタルボット製鉄所向け第 5 高炉改 修工事を完工し、同基は稼働を開始しました。この大型投資プロジェクトは、第 5 高炉の耐用年数を延 長して、英国最大の製鉄所としての地位を強化する目的で実施され、2018 年末の短期操業停止期間中 に、設計、計画、機器と資材の供給、解体・組立工事の全てを完了しました。主要な工事は、鉄皮リン グおよび鉄皮内側の冷却設備の交換、炉床部の炭素耐火物の一部交換、排ガス分離機の交換、鉄皮の改 造、ならびに炉全体のライニングの補修でした。

 

タタ・スチールは、オランダと英国に製鉄所を保有し、欧州各地に製造工場を展開するヨーロッパの大 手鉄鋼メーカーで、建設およびインフラ、自動車、缶製造、エンジニアリング業界など、最も需要の高 い市場向けに高品質な鉄鋼製品を供給しています。現在 2 基の高炉が稼働するポートタルボット製鉄所 では、スラブ、熱延コイル、冷延コイル、および溶融亜鉛めっきコイルを生産しており、第 5 高炉は、 今回の改修まで 15 年間にわたり約 3000 万トンの鉄を生産してきました。

 

タタ・スチールと当社、ならびに両社のサブ・コントラクターは、相互協力のもと日々の業務を安全か つ確実に遂行しました。当社はサイト管理に加え、交換する箇所の設計とそれらの応力解析、クレーン の応力計算、施工計画およびエンジニアリング、仮設工事計画、また英国の CDM(建設の設計および 管理)規則の順守に必要な全業務にも携わりました。

 

当社はポートタルボット製鉄所と長年にわたり良好な協力関係を築いており、2018 年には、熱間圧延 機の生産能力を増強するために、トランスファーバー冷却システムも納入しました。

プライメタルズテクノロジーズが改修工事を行い、稼働を開始した、英国・南ウェールズにあるタタ・ スチール・ポートタルボット製鉄所の第 5 高炉。

プライメタルズ テクノロジーズ (Primetals Technologies, Limited)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業における、エンジニアリン グ及びプラント建設全般の世界的リーダーかつライフサイクル・パートナーです。当社は電機、オートメーション及び環境の総合ソリューショ ンを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューション をお届けします。当社は、株式会社日立製作所ならびに株式会社 IHI が資本参加している三菱日立製鉄機械と、シーメンス・グループのシーメ ンス VAI メタルズテクノロジーズ社の統合により発足した三菱重工のグループ会社です。出資比率は三菱日立製鉄機械が 51%、シーメンスが 49%です。従業員数は全世界で約 7,000 人。詳しくは、下記 URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト:www.primetals.com