メタルズオーケストラとデジタル統合

メタルズオーケストラとデジタル統合

メタルズオーケストラ・コンセプトは、金属鉄鋼業界の完全デジタル設備化に向けた今日の要件を反映させたものです。

オーケストラ奏者とメタルズプラントの機器との間には、大きな関連性があります。オーケストラでは、演奏者はすべて、自ら完璧な演奏ができるとともに、互いの演奏と歩調をあわせることが求められます。鉄鋼プラントにも同じことがいえます。各生産設備個々に高度な最適化が必要となるだけではなく、生産チェーンの他の全施設と途切れることなく歩調をあわせて作動していなければなりません。高品質な生産、高い柔軟性と優れた生産性を実現するには、全生産チェーン内の装置すべての調和が必要になります。

 


「鉄鋼のデジタル時代向けの機器」は、プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies) が、その新たな、将来設備統合アプローチを証明するコンセプトを反映するスローガンです。この考え方の基本は、すべての機器がすぐに、将来の課題に対応できること、および次の3つの目標がその原動力となることです。1つ目は、鉄鋼プラントの生産品質に対する信頼性が可能な限り高く、また一貫性していることです。 2つ目は、生産チェーンがお客様の個別要望、原材料の変化、及びその他の要素に柔軟に対応できること。 そして3つ目は、これは必須ではないがまさに要望リストに載るもので、すなわち世界中のお客様が生産コストを低減し生産高を上げるということです。

 

オーケストラの奏者...

プラントの機器はすべて、「オーケストラの奏者」と考えることができます。いくつかの点において、互いに協調できることが求められるということです。いわゆる「スマート」センサーは、必要な場合は常に、情報を提供しています。高度なプロセス最適化により、すべての現場プロセスで柔軟管理が実現し、また自動機能は作業負荷全体を軽減します。状態監視は可視化を向上させるとともに、保全作業を最小限に抑えます。また、高度な接続機能は、個別プラント施設内で利用可能な情報を高効率に活用できるようになります。これら技術の全てを集結することで、メタルズオーケストラシステムのサポートとあわせ、プラントスタッフの作業が格段に簡素化され、日常業務が「よりスマート」となります。

 

...指揮者たち

プロセス品質パッケージのデジタル統合を実現する3名の「指揮者」とは、生産管理システム (PMS)、メンテナンス資産技術 (MAT)、及びプライメタルズ・テクノロジーズ が「プロセス全体最適化」 (TPO) と呼ぶ工程品質最適化パッケージであると言えますが、その三者によってプラントを構成する機器の編成がなされます。
これらの指揮者の存在があるために、全施設が適切に同期して稼動し、潜在的な可能性を十分に引き出すことができます。
 

図1- 鉄鋼生産の3大要件 | 図2- 製鉄のオーケストラ指揮者、デジタル統合