特殊鋼材ミル

特殊鋼材ミル

硬質材料の効率的圧延

プライメタルズテクノロジーズの特殊鋼材ミルは、特にステンレス鋼、電磁鋼板およびその他特殊目的の鋼材の圧延向けに設計されています。一般的な構成はシングルリバースミルです。ミルの設計にはさまざまなタイプがありますが、中でも、6Hi UCM (Universal Control Mill)、 小径作業ロールを用いたZRミルおよび12Hi 冷間圧延ミルは、硬質な材料を効率的に圧延するのに適しています。

20Hi ZRミル、HZミル

ZRミルは、小径ワークロールを使用し、ステンレス鋼、電磁鋼板およびリン酸銅など、高硬質な材料を効率的に圧延します。

当社では、ミル本来の高圧下機能に加えて、自社開発のダブル AS-U (形状制御機構) を追加搭載しました。これで、通常の ZR ミルより優れた形状制御が可能です。 更に改良を加えた HZ ミルが完成しました。HZ ミルでは、ハウジングは、上下部に分かれ、ロール間に大きな隙間を設けることで通板を可能にします。このミルは、電磁鋼板の圧延では特に高い評価を得ています。

KZR ミル

KZR ミルは、ステンレス鋼およびその他硬質材料の熱間圧延コイルを指定の板厚精度および板形状精度に冷間圧延するためのミルです。極小径ワークロールは 20Hiクラスター形状のロール配置でしっかりと支えられています。

通常の ZR ミルでは、形状を制御するバッキングベアリングシャフト (AS-U システム) のロールベンディング機構は、バッキングベアリングシャフト(シャフトA、B、C、D)4本のうち、2本 (シャフト B と C) にのみ装備されていますが、形状制御機能が不十分で、高圧下での高速圧延が難しくなる問題があります。当社では、この問題の解決に当たり、KZR ミルを開発しました。このミルにはダブル AS-U システムが搭載され、1つは上部バッキングベアリングシャフト A と B、もう1つはベアリングシャフト C と D が設けられています。KZR ミルには効果的な自動形状制御も含まれます。KZR ミルは高圧下で高速圧延が可能なため、ステンレス鋼およびその他硬質材料の圧延向けに生産性を高めることができます。

HZ ミル (高機能分割ハウジング ZR ミル)

ハウジングは上下部に分かれているため、上部及び下部ワークロールの間に大きな隙間を設けて通板を容易にし、不具合発生時、鋼板をせん断して除去できます。通常の ZR ミルでは、20Hiロールはモノブロック(一体型)ハウジング内にあるクラスター配置で支えられています。この構造はコンパクトですが、上部および下部ワークロール間の隙間が小さく、通板には余分な作業が必要となり、不具合発生時の鋼板のせん断除去の手間も大変です。

このため、当社では高機能分割ハウジング ZR ミル (HZ ミル) を開発し、モノブロックハウジングを上部および下部に分け、2本のアウターハウジングで支えました。また、モノブロック ZR ミルと異なり、中間ロールの直径には関係なく、ワークロールをほとんど全直径範囲まで使用できます。

12Hi CR ミル

12Hi冷間圧延 (CR) ミルは、ステンレス鋼、銅合金およびニッケル合金の圧延のため  当社が独自に開発したものです。ZR ミルと比べ、ロール数が少なく、形状制御機能も向上します。また、ワークロール直径範囲は大幅に広くなり、軟質、中間あるいは硬質の幅広い範囲の材料の高精度な圧延が可能になります。

上下バックアップロールフレームが分割され、ワークロールの自動交換が可能です。この結果、通板のパフォーマンスも上がり、メンテナンスもしやすくなります。また、既存の4Hiミルのハウジングを改造し、12Hiに変換することもできます。さらに、中間ロールにはシフト機能を追加し、バックアップロールの接触痕が転写されないようにして厳密な表面品質の鋼板が圧延できます。

機能

  • 12ロール構成 (ワークロール x 2、IMR x 4、BUR x 6)
  • 分割タイプ BUR
  • 優れた形状制御
  • 小径のロールで高圧下が可能です
  • 既存のハウジングを使用した通常のミルを改造することができます。


プラント生産性および製品の品質は、プラントオートメーション、プロセス制御および利用可能なプロセス最適化機能により大きく異なります。

プラントの業績を最大限引き出すため、Primetals Technologies は、高性能オートメーションシステムの標準化以外に、生産効率および鋼片品質の改善について、アドオン別最適化ソリューションを提供します。
 

以下を活用した優れた鋼片品質: 

  • REC - 均質および高精度な鋼片厚さ向けロール離心率補正
  • CECO - 均質および高精度な鋼片厚さ向けコイル離心率補正
  • AFC - モデルベースの自動平坦制御
  • 自動プロセス速度適応の ChatterMon / ミルチャタリング監視
     

逆転冷間ミルについては、高最適化ソリューションを利用し、全種類のミルスタンド設定に対応可能です。生産の複雑さにあわせて、ルックアップテーブルや圧延モデルベースのミルセットアップを選択できます。

特殊鋼材ミル用統合型プラントおよびソリューション — 経験が物を言う

弊社のコンピタンシについての詳細は、以下のリンクからご覧ください: