効率的加熱システム

効率的加熱システム

EHS(効率的加熱システム) は、圧延のエネルギー効率を上げ、柔軟性を改善。

ビレットの温度勾配を所期の圧延温度に上げるために化石燃料(ガス、オイル)を使用して再加熱する際に、ビレット表面には大きな酸化が発生します。この酸化により材料喪失量が大幅に増えることになり、製品歩留りには不利に働きます。従来の化石燃料炉と最新の誘導ヒーターを組み合わせることで、各温度帯でのビレットの残留時間を調整および制御し、酸化を大幅に減らしてスケールの発生を抑えます。稼働の柔軟性はこれで改善されますが、ビレットのサイズや製品等級の変更が多い圧延時には、特に求められる要素です。

 


プライメタルズテクノロジーズは、6大陸で1,000台以上の圧延ミルを納入、アップグレードしてきました。これらのミルは、テクノロジリーダーシップ、信頼性およびパフォーマンスの世界水準となっています。

ビレット向け効率的加熱システム

効率的加熱システム (EHS) は、運転効率を最大に引き出す柔軟なプラントソリューションでビレット再加熱に異なるエネルギー源を組み合わせ、エネルギー消費を最小に抑えます。ビレット加熱工程は、各現場のエネルギーコストパターンやソースの可用性に柔軟に応用することができます。化石燃料炉を経由する通常の加熱工程から、温度の均等化と上昇向けの高パフォーマンス誘導炉への完全直接充填まで、 最終的な最適工程を確定するため、化石燃料および誘導炉と熱間および冷間充填とのすべての組み合わせについて、EHS 独自のツールでシミュレーションします。

ビレットの通常処理工程では、膨大なスケールが生成され、材料歩留りに不利となるため、生産損失として重要な分量を占めることになります。EHS 提供の化石燃料および誘導炉の統合運転を使用することで、さまざまな温度でビレットの滞留時間を調節および制御できるため、酸化およびそれに伴うスケールの生成量を大幅に抑えることができます。

EHS の電源制御およびプロセスオートメーションは、圧延ミルで利用される、高度熱冶金モデルにより効果的に統合し、圧延されたストックの熱プロファイル精度、プロセス圧縮を管理し、製品の品質を改善することができます。


今日のお客様は、リーン生産方式の一方、オンタイムの納品とさらに厳しい製品要件の2つの課題に直面しています。条鋼圧延プラントの管理には毎日、操業と事業運営の継続的な最適化が求められます。

データ収集、通信、IoT(モノのインターネット)、制御技術やスマートセンサーなどテクノロジが常に進化する中で、利用可能な情報量はこれまで以上に拡大しています。この情報により、世界各地のプラントのパフォーマンスの監視、条鋼圧延ミルプラントの革新、およびバリューチェーン全体の最適化が両方進化し、あわせて最新の制御と駆動技術の利用により生産が改善され柔軟な生産を実現します。
 

条鋼圧延制御システムのデジタル化 – スマートセンサー


 

Primetals の長尺圧延プロセスエキスパート - 生産プロセス全体を透明化

「測定しないものは管理できない」 – Primetals Technologies の長尺圧延プロセスエキスパートは、原材料の段階から完成品まで、データを監視および収集します。この領域はさらに拡張され、統合基幹業務システム(ERP)から、製造実行システム(MES)、プラント装置レベルまでが対象となっています。


システムでは以下を実現します

  • オペレータおよび経営幹部向けの重要ミルレポート
  • プラントのパフォーマンスを査定する KPI (重要業務評価指標)の定義
  • 法人レベルのプラント間パフォーマンス

Primetals Technologies は、長尺圧延設備の初のメーカーとして、顧客向けに真のライフサイクルサポートを提供し、独自製品やサービスを提供することで、プラントのライフタイムを通じてミル利用および生産性を最大限引き出します。ライフサイクルサービスに関する詳細は、このリンクからご覧いただけます。

エンドレス圧延用統合プラントおよびソリューション - 実績が物を言う

弊社のコンピタンシについての詳細は、以下のリンクからご覧ください:

参照例

熱源の最適利用

顧客
Agha Steel Industries(パキスタン・カラチ)

プラントのタイプ
鉄筋圧延機

技術データ
年間 生産量300,000 トン

弊社のソリューション
効率的加熱システム (EHS) は、それぞれ変動コストおよび可用性に従って、ビレットの各種加熱源を最適に組み合わせます。

実績
高出力誘導炉により、ビレット全体にわたり温度の均一性を正確に制御し、スケールの生成を抑えます。