- 新設のNo. 5連続鋳造機は、最大板厚460ミリ、板幅2,700ミリの極厚スラブに対応
- 宝鋼湛江鋼鉄向け5件目のスラブ連続鋳造プロジェクト
プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)が宝鋼湛江鋼鉄(Baosteel Zhanjiang Iron and Steel)に新設した2ストランド極厚スラブNo. 5連続鋳造機が、2026年1月9日、広東省湛江市の同社製鉄所において稼働を開始しました。
新設の鋳造機は、最大板厚460ミリメートル、板幅2,700ミリメートルという世界記録クラスの極厚スラブに対応しています。1ロールあたり5,000キロニュートンの負荷容量を持つSingle Roll DynaGap(SRD)セグメントを採用しており、鋳造中の大幅な板厚変更が可能です。この先進技術によりスラブ内部品質が大きく向上し、高品質かつ欠陥のない極厚鋼板の安定生産を実現します。
高い生産効率とコスト効果を両立
No. 5連続鋳造機は、年間最大350万トンの生産能力を持ち、海洋構造物、風力発電、造船などの多様な分野の需要に対応します。通常、この板厚クラスのスラブにはインゴットキャスターまたは垂直キャスターが用いられますが、湾曲型である本機は従来方式と比べてはるかに高いコスト効率と生産効率を両立します。プライメタルズ テクノロジーズは、エンジニアリング、主要な機械および電気設備、レベル1およびレベル2自動化システム、高度なデジタルソリューションなどを一貫して提供しました。
大きな特長は、モールドレベルのハンチング(激しいモールドレベル変動)を防止する理想的なロールジオメトリ(ロール配置、ロール形状・寸法等)を設計段階で確立する革新的なソフトウェアソリューションです。不安定なバルジングによる変動を50%低減し、鋳造速度と生産性を改善します。また、鋼種、断面寸法、鋳造速度など複数のパラメータを考慮し、ロールジオメトリを最適化します。
長期パートナーシップによる5基の鋳造機
宝鋼湛江とプライメタルズ テクノロジーズは、長年にわたり強固で良好なパートナーシップを築いてきました。当社は湛江製鉄所向けに5基のスラブ連続鋳造機を設計・供給しており、No.1、No. 2、No. 3、No.6は、稼働開始以来高い信頼性と効率性を発揮し続け、業界トップクラスの性能を達成しています。
宝鋼は、フォーチュングローバル500企業の一つである中国宝武鋼鉄集団(China Baowu Steel Group Corporation)の一員であり、上海、武漢、梅山、湛江など複数拠点で一貫製鉄所を運営しています。
主な仕様: 宝鋼湛江向け 2 ストランド極厚スラブNo. 5連続鋳造機
年間生産能力: 350 万トン
湾曲半径: 12 メートル
凝固完了長: 44 メートル
スラブ寸法: 板厚 300~460 ミリメートル×幅 1,600~2,700 ミリメートル
鋼種: 中炭素鋼、高炭素鋼、建築用鋼、高張力低合金鋼(HSLA)、パイプライン用鋼
プライメタルズ テクノロジーズ (Primetals Technologies), は本社を英国、ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。 当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、 原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。 当社は三菱重工グループ100%出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。 詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。www.primetals.com.
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