- 取鍋処理ステーションを180トンツインステーション式取鍋精錬炉へ更新
- 操業の柔軟性向上と温度制御性能の改善
- 2028年3月に稼働開始予定
プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)は、オウトクンプステンレスUSA(Outokumpu Stainless USA)向けに180トンツインステーション式取鍋精錬炉を供給する契約を受注しました。本設備は米国アラバマ州カルバートにあるオウトクンプの工場に設置され、2012年に導入された既設取鍋処理ステーションの更新設備として導入されます。本更新により、工場のCO₂排出量削減、温度制御性能の向上、および操業柔軟性の強化を実現します。
操業柔軟性の向上
カルバート工場では、最大100%のステンレススクラップを電気アーク炉(EAF)で溶解し、その後AOD(アルゴン酸素脱炭)炉で処理しています。2基ある取鍋処理ステーションのうち1基をツインステーション式取鍋精錬炉へ更新することで、AOD炉後の電気加熱能力が追加され、AODプロセスの操業柔軟性が向上します。本設備は既設レイアウトおよび基礎を活用して設置されるため、円滑な設備統合が可能となります。
供給範囲には、スイングガントリーシステムと一体化した水冷式レードルカバー、高電流システムを備えたプライメタルズ テクノロジーズの特許取得済み電極導体アーム、自動アルゴンランシング設備、油圧システム、Melt Expert電極制御システム、受変電ソリューション、およびレベル1オートメーションなどの主要設備が含まれます。
生産性向上
プライメタルズ テクノロジーズのMelt Expertは、溶解プロセスを動的に制御し、溶解プロセスの安定性を向上させます。本システムは、生産量や効率の低下を抑制することで炉の生産性を高めます。また、エネルギー消費量を削減し、溶解工程に伴う高いエネルギーコストの低減にも貢献します。
オウトクンプステンレスUSAとプライメタルズ テクノロジーズは、最先端のステンレス製鋼工場の設計・供給を含め、長年にわたり協力関係を築いてきました。160トン電気アーク炉(EAF)、180トンAOD炉、180トン取鍋処理ステーション2基、ならびにシングルストランドスラブ連続鋳造機で構成される設備は、当時順調に試運転を開始し、2013年に引き渡ししています。
オウトクンプ
オウトクンプは、持続可能なステンレス鋼の世界的リーダーとして、グリーン転換を推進しています。循環型経済に基づき、95%のリサイクル材料から製造される製品は、100%リサイクル可能です。同社のステンレス鋼は、インフラ、モビリティ、家庭用電化製品など、社会全体で幅広い用途で活用されています。米国では、アラバマ州カルバートに米国内で最も先進的なステンレス鋼製造工場を有しており、幅広い製品群と業界トップクラスの技術サポートおよびサービスにより、米国で2番目に大きな持続可能なステンレス鋼メーカーとしての地位を築いています。
公式サイト: www.outokumpu.com
プライメタルズ テクノロジーズ (Primetals Technologies), は本社を英国、ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。 当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、 原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。 当社は三菱重工グループ100%出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。 詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。www.primetals.com.
*ダウンロードされた資料は、プライメタルズ テクノロジーズに関するメディア報道および当社パートナーによる情報発信においてご使用いただけます。ご使用の際は、出典の明記をお願いいたします。
