- 焼結プラント用では国内初となる吸着剤吹込み式の乾式ガス処理システム
- SOX を 97%以上低減するシステム
- ダイオキシンとフランの濃度を 0.1 ng-teq/Nm³未満に低減
- 塵の排出は大幅に低下
プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は、JFE スチール株式会社(以下、JFE スチ ール社)より、同社の国内生産拠点である西日本製鉄所(福山地区)向けに、新設される焼結プラント 用の排ガス処理システム Meros(Maximized Emission Reduction Of Sintering)を受注しました。Meros プラントは、第 3 焼結プラントの運転で生じるガスを浄化できるように設計されています。日本国内の 焼結プラントで初めて設置される吸着剤吹込み式の乾式ガス処理システムとなり、ガス浄化処理工程で 水を使用しません。Meros システムは、SOX 含有量を 97%以上低減し、ダイオキシンとフラン (PCDD/F)濃度を 0.1 ng-teq/Nm³未満にし、塵の排出を大幅に低減できるように設計されています。新 設プラントは、2019 年第 4 四半期に焼結プラントと併せて稼働開始の予定です。
JFE スチール社の新設される第 3 焼結プラントの定格年間生産能力は 480 万トンです。厳しい環境規制 に対応するため、排ガスは処理してから環境に放出する必要があります。この過程では、酸性ガス成分 (特に SOX)の除去、ダイオキシンとフラン(PCDD/F)を削減するとともに、効率的に塵を除去しま す。福山に設置される Meros プラントは重炭酸ナトリウム(SBC)を脱硫剤として使用しており、この 処理方法を採用しているプラントとしては世界で 2 基目となります。今回の Meros プラント設置はアジ アで中国に設置されたプラントに次いで 2 例目となる見込みです。
最初の Meros プラントは、10 年以上前にオーストリアのリンツにある voestalpine Stahl GmbH で運転 を開始しました。プライメタルズテクノロジーズは、エンジニアリング、主な機器の納入、コールドお よびホット試運転の顧問サービスを担当します。
Meros の処理工程では、活性炭や重炭酸ナトリウムなどの吸着剤および脱硫剤を排ガスフローに注入し てうまく分散させ、重金属、有害かつ危険な有機成分、二酸化硫黄ガスおよびその他の酸性ガスとうま く結合させて除去します。二酸化硫黄ガスの量を低減するために重炭酸ナトリウムを使用することによ り、コンディショニング反応器も不要となります。この処理では水が発生せず、塵は特別に開発された 省エネ型バグフィルターに堆積します。 集塵装置によって塵を除去された清浄なガスの大部分は排ガ スのフローに再利用され、ガス浄化処理の効率やコスト効果をさらに最適化できます。残った未使用の 添加剤は排ガスともう一度接触させるため、最終的にはほぼすべて利用されることになります。今回の ように、消石灰の代わりに重炭酸ナトリウムを使用すると、排出される残留物も大幅に低減します。当 社の供給するプロセスオートメーションシステムは、排ガスの量や組成に大きな変動がある場合でも安 定した動作を保証し、常に排出制限を守ることができます。
2003 年設立の JFE スチール社は東京に本店を置き、従業員 44,000 人以上(連結)を擁し、国内 7 ヵ所 で製鉄所を操業しています。同社は鉄鋼製品の製造・販売を手掛け、薄鋼板、厚中鋼板、形鋼、電磁鋼 板、鋼管、チューブ鋼、ステンレス製品、棒鋼、線材、鉄粉を扱っており、一部のチタン製品も供給し ています。
MEROS は、プライメタルズテクノロジーズの登録商標です。
プライメタルズ テクノロジーズ (Primetals Technologies), は本社を英国、ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。 当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、 原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。 当社は三菱重工グループ100%出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。 詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。www.primetals.com.
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