- 200トンの引抜矯正装置(WSU)および追加ピンチロール2基の導入によりストランド支持性能が向上
- 最適化された冷却コンセプトによる高精度なソフトリダクションの実現
- ベアリング、高強度ばね、橋梁用ワイヤロープ、タイヤコード、冷間圧造リベット向け高品質ブルーム生産に対応
プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)は、中国東部の鉄鋼メーカー向け5ストランドブルーム連続鋳造機の包括的な更新工事を受注しました。稼働開始は2026年末を予定しています。
ストランド品質の向上
新たに導入される引抜矯正装置(WSU)は、各ピンチロール当たり200トンの圧下力を備え、従来の130トンから大幅に向上します。これにより、ストランド内部の支持性能が向上し、品質改善につながります。さらに、ピンチロール数を9基から11基へ増設することで、ストランド支持性能、ソフトリダクション精度、およびブルーム内部品質が大幅に向上します。これは主に、ピンチロール間のロールピッチ縮小により、ストランド全体にわたって圧下力をより細かく均一に分散できるようになるためです。加えて、ソフトリダクション適用範囲の拡大により、プロセス柔軟性も向上します。
生産柔軟性の向上
プライメタルズ テクノロジーズは、より広い鋳造速度範囲に対応し、生産柔軟性を高める新たな二次冷却コンセプトを提供します。この新しい方式によりストランド温度をより高く維持でき、ブルーム品質がさらに向上します。
本連続鋳造機は、DynaPhase、Dynacs 3D、DynaGap Soft Reduction 3Dを搭載します。これらは、熱伝導率、密度、ストランド温度などの熱力学的影響を計算することで品質向上を図る先進的な二次冷却・ソフトリダクション技術です。さらに新型電磁撹拌装置との組み合わせで最大1.05の偏析指数を実現し、優れた内部品質を確保します。
更新工事により、高付加価値製品の生産における性能が大幅に向上し、特にベアリング、高強度ばね、高炭素ワイヤなどの高難度用途鋼種について優れた能力を発揮します。
主な仕様: 5ストランドブルーム連続鋳造機更新工事
年間生産能力: 120万トン
ブルーム断面寸法: 300 × 390ミリメートル
対応鋼種: 橋梁ケーブル用鋼、ベアリング鋼、硬鋼線、ばね鋼、冷間圧造用鋼などの中炭素鋼・高炭素鋼
プライメタルズ テクノロジーズ (Primetals Technologies), は本社を英国、ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。 当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、 原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。 当社は三菱重工グループ100%出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。 詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。www.primetals.com.
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