- スラブ連続鋳造機の大規模改造により、自動車向け高品質鋼材の生産を強化
- DynaGap 軽圧下システムの導入によりスラブ中心部の品質を向上
- 稼働開始予定:2027年 9月
プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)は、首鋼京唐鋼鉄(Shougang Jingtang)の中国河北省曹妃甸にある製鉄所向けに、2ストランドスラブ連続鋳造機No.2の大規模改造を受注しました。本プロジェクトにより、首鋼京唐鋼鉄は鋳造スラブの品質を向上させることで、後工程における圧延品質の改善を図ります。稼働開始は2027年9月を予定しています。
本案件は、2025年11月に受注した首鋼京唐鋼鉄の極厚板スラブ連続鋳造機No.5の改造案件に続くものであり、プライメタルズ テクノロジーズと首鋼グループとの戦略的協力関係において新たな節目となります。
スラブ中心部の品質を向上
首鋼京唐鋼鉄は、大手自動車メーカー向けの認定サプライヤーです。今回の設備更新により、プライメタルズ テクノロジーズのDynaGap軽圧下制御システムを安定的に活用できるようになり、スラブ中心部の品質向上を実現します。また、設備更新により鋳造速度および生産性の向上も見込まれています。
モールドレベル制御の安定性向上
今回の改造範囲には、既存のストッパー機構を活用する最新のLevConシステムも含まれており、アンチバルジングアルゴリズムによってモールドレベル制御をさらに最適化します。また、水平部でのdry-castingに対応した新設計のストランドガイドも導入します。これにより、スラブ最終温度の向上が可能になるほか、将来的には水平セグメントを追加することで、鋳造機の有効長を延長できる構成となっています。
全セグメントにEcoStar Spiralロールを採用し、ストランドを安定して支えるとともに、水平部でのdry-castingを実現します。また、DynaPhaseシステム、Dynacs 3Dシステム、DynaGap 3Dシステムを含む新しいレベル1およびレベル2オートメーションシステムを導入し、表面品質および内部品質の両面において業界最高水準のスラブ品質の実現に貢献します。
中国を代表する鉄鋼メーカー
首鋼京唐鋼鉄は、中国有数の鉄鋼メーカーである首鋼グループの一員です。同社は幅広い炭素鋼製品を製造しており、特に自動車向け外板・内板用鋼板や家電向け鋼板などの高付加価値製品を中心に生産しています。
主な仕様:首鋼京唐鋼鉄向け 2ストランドスラブ連続鋳造機
湾曲半径:9.5 メートル
凝固完了長:39.5 メートル(将来拡張時:44.26 メートル)
スラブ寸法:250 × 1,100~2,150 ミリメートル
鋳造速度:最大1.7 メートル/分
鋼種:極低炭素鋼、低炭素鋼、包晶鋼、中炭素鋼、高炭素鋼、超高炭素鋼
プライメタルズ テクノロジーズ (Primetals Technologies)は本社を英国、ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。 当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、 原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。 当社は三菱重工グループ100%出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。 詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。:primetals.com/ja
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