- 世界で11番目となるArvedi ESPプラントにおいて重要なマイルストーンを達成
- エンドレス熱間圧延コイルが、中国の熱間・冷間圧延製品市場に変革をもたらす製品であることを実証
- 4基の高圧下ミルと5基の仕上ミルを備えた、これまでで最も生産能力の高いArvedi ESPライン
5月13日、中国、河北省欒州市にある中首特鋼において、プライメタルズ テクノロジーズが供給したエンドレスストリップ生産圧延設備Arvedi ESPプラントが、初回鋳造からわずか5日後にファーストコイルを生産しました。5月16日には、すでにエンドレスモードでの操業を開始しています。
世界最高性能のArvedi ESPプラント
本設備は、世界で11番目に稼働を開始したArvedi ESPプラントであり、中国のみならず、世界においてこれまでで最高の生産性能を有しています。4基の高圧下ミルと5基の仕上ミルに加え、130ミリメートル厚スラブに対応する鋳造ラインを備えています。また、低炭素鋼からHSLA鋼まで幅広い鋼種に対応できるよう設計されています。
中首特鋼グループ のChairmanであるZheng Ting Wen氏は次のように述べています。「当社は国内外市場において、グリーンスチール生産のフロントランナーとしてのポジションを確保する一方で、炭素国境調整措置(carbon border adjustment: CBAM)規制によって保護された市場での競争力もつけるという明確な目標を掲げています。 Arvedi ESP技術とその記録的な低カーボンフットプリントは、この目標を達成する上で重要な役割を果たすでしょう。」
本プラントの立ち上げは、中首グループが従来の高炉~LD転炉(BOF)~熱間圧延のプロセスから電気炉(EAF)ベースの製鋼とエンドレス鋳造・圧延技術へ移行する戦略の重要なマイルストーンです。本プロジェクトにより、中首特鋼は中国鉄鋼産業の脱炭素化をけん引する存在となりました。
中国に革新をもたらす技術
プライメタルズ テクノロジーズの Head of Upstream Technologies であるPaul Pennerstorfer氏は次のように述べています。「中首とのパートナーシップにより達成されたこの成果は、当社にとって極めて重要であり、Arvedi ESP技術が熱延ストリップ生産において最も競争力が高く、設備投資(CAPEX)および操業コスト(OPEX)の両面で優れ、かつ最も環境負荷の低いプロセスであることをあらためて示しました。Arvedi ESPラインで生産されるエンドレス熱延コイル(Endless hot-rolled coils: eHRC)は、中国における熱間・冷間圧延市場にすでに革新をもたらしており、この新しい優れた特性は今後、中首の発展に大きく貢献することでしょう。」
本設備は、エンドレス鋳造・圧延プロセスの特長を活かし、0.7~12.7ミリメートルの板厚に対応しています。また、中国で初めて導入された第2世代ESPプラントであり、鋳造機および圧延機の双方に複数の革新的技術を採用しています。これらは、世界で稼働中の10基のESPプラントおよび累計1億7,000万トン以上のコイル生産実績に基づく、プライメタルズ テクノロジーズの豊富な経験に裏付けられています。
Arvedi ESP技術は、再生可能エネルギーの活用によりCO₂排出ゼロを実現可能であり、カーボンニュートラルな薄スラブ鋳造・圧延ソリューションとして唯一公式に認証された技術です。また、高品質なeHRC生産において最もエネルギー効率に優れたプロセスでもあります。
プライメタルズ テクノロジーズ (Primetals Technologies), は本社を英国、ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。 当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、 原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。 当社は三菱重工グループ100%出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。 詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。www.primetals.com.
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