- 熱間仕上圧延機向けオートメーション更新により、ITセキュリティ強化、操業コスト低減、将来を見据えた操業体制の強化を実現
- メンテナンス簡素化により効率が長期的に向上
プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)は、韓国、ウルサン(蔚山)にあるウルサン アルミニウムの熱間仕上圧延機向けに、レベル1およびレベル2オートメーション更新工事を完工し、最終検収証(FAC)を受領しました。
プラント操業の安定化
オートメーションサーバーの仮想化が、メンテナンス負荷を低減するとともに、デジタルサービスの迅速な拡張が可能となりました。さらに、レベル1オートメーションの更新によりプラント操業がより安定し、保守性が向上しました。レベル2オートメーションシステムのデータベースをOracleからMicrosoft SQL Serverへ移行することで、ライセンスコストの削減とサポート体制を簡素化しました。加えて、新しいレベル2ヒューマンマシンインターフェース(HMI)が操作性と可視性を向上させ、診断コネクターにより継続的な性能監視と品質保証を実現しています。本移行により、長年の課題や不具合を解消し、ソフトウェアの最新化とITセキュリティおよびウイルス対策機能の強化を行いました。
ウルサン アルミニウムのHot Mill Engineering & Automation Team LeaderであるJihwan Jung氏は以下のように述べています。「困難な状況下においても当社の工場を支援し続ける真摯な姿勢を通じて、プライメタルズ テクノロジーズへの信頼は一層強まりました。この経験から、同社の高い対応力を改めて認識しており、今後の両社のパートナーシップをさらに強化し発展させていくうえでの重要な基盤となると確信しています。」
迅速な生産立ち上げ
試運転時のリスク低減に向けて、プライメタルズ テクノロジーズは旧モデルと新モデルのレベル2並列運転(シャドーモード)を採用し、最終切替前にモデル整合性および安定したパススケジュールを確保しました。2025年9月22日から26日までの計画年次停止後、ミルは3交代体制で操業を再開し、計画通り9月27日にファーストコイルを生産しました。そのファーストコイルはすべての仕様を満たし、そのまま販売可能な品質を達成しました。本プロジェクトの成功により両社のパートナーシップはさらに強固なものとなり、次の新しいレベル1オートメーションプロジェクトの計画が進められています。
アルミニウム圧延製品の供給
ウルサン アルミニウムは2017年に米ノベリス(Novelis)と神戸製鋼の合弁会社として設立され、年産40万トン規模で自動車、飲料缶、特殊用途市場向けにアルミニウム圧延製品を供給しています。当該熱間圧延機は、プライメタルズ テクノロジーズが2013年に納入したものです。アジア市場向け自動車用板材生産拡張の一環として、生産量向上を目的に既設の熱間リバースツインコイリング圧延機に追加設置されました。入側板厚は25~60ミリメートル、出側板厚は1.8~6ミリメートルに対応しています。
プライメタルズ テクノロジーズ (Primetals Technologies), は本社を英国、ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。 当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、 原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。 当社は三菱重工グループ100%出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。 詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。www.primetals.com.
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