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ロンドン, July 29, 2021

インド、ジンダル・ステンレス社向け転炉拡張工事を受注

  • AOD転炉、レードル炉、連鋳機も含め、溶解工場を拡張
  • ジャジャプル製鉄所の生産能力を倍増
  • AODオートメーションシステムにより、安定した高速生産を低コストで実現
  • 除塵システムが環境負荷を低減
  • 最適化されたストランドサポート装備のスラブキャスターが、湯面レベル制御システム(LevCon)と電磁攪拌機との組合わせで最高品質のスラブを鋳造

 

プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は、インド、ジンダル・ステンレス社(Jindal Stainless Ltd.)のオリッサ州ジャジャプル市にある製鉄所の溶解工場に生産ラインを追設する拡張工事を受注しました。これにより同製鉄所の年間生産量は倍増の約220万トンになります。追設機器は、AOD転炉1基、レードル炉1基、スラブ連鋳機1基および関連除塵設備です。転炉に装備されるAODオートメーションシステムは、安定した高速生産を低コストで実現します。稼働開始は2022年の予定です。

 

1970年にO.P.ジンダル氏によって設立されたジンダル・ステンレス社は、インド最大のステンレス鋼メーカーであり、ステンレス鋼コングロマリットの世界トップ10に数えられています。ジンダル・ステンレス・グループの年間粗鋼生産能力は190万トンです。

 

当社が納入するAOD転炉(150トン)は、上吹きランス式で、支持装置には交換可能な「バイコンクイックサスペンション(Vaicon Quick suspension)」、傾動装置には「バイコンドライブダンパー(Vaicon Drive Damper)」システムを採用し、ガスミキシングステーションを搭載しています。

「バイコンドライブダンパー」は振動を抑えてAODの精錬機能を安定させ、傾動装置の耐用年数を延ばします。転炉にはマテリアルハンドリングシステムも導入し、基本オートメーションシステムとレベル2 プロセスを最適化します。なお当社は、2019年、既存AOD転炉1号機にレベル2オートメーションをインストールしています。

 

レードル炉(150トン)は、水冷式ルーフと実績あるメルトエキスパート(Melt Expert)電極制御システムを装備しています。大電流システムや導電性アームも併せて納入します。

 

スラブ連鋳機は1ストランド式で、鋳造するスラブは板幅850 mm~1,680 mm、板厚160 mm~220mm、凝固完了長は25.65 mです。ステンレス鋼300および400シリーズ鋼、フェライト-オーステナイト系ならびに二相ステンレス鋼を処理します。

 

また、スラブ品質を最大限向上させる最新の技術パッケージが装備されます。パッケージ内容は、鋳型内の湯面レベル制御システム「レブコン(LevCon)」、鋳型オシレーター「ダイナフレックス(DynaFlex)」、ブレークアウト(湯もれ)を最小限に抑えるブレークアウト防止・鋳型監視システム「モールドエキスパート(Mold Expert)」、熱力学相変換モデル「ダイナフェーズ(DynaPhase)」、最新の軽圧下システム「ダイナギャップソフトリダクション(DynaGap Soft Reduction)」、二次冷却モデル「ダイナックス3D(Dynacs 3D)」、オンラインスラブ品質監視システム「クオリティーエキスパート(Quality Expert)」です。


プライメタルズテクノロジーズ社製ステンレス鋼キャスターのトーチカット

 

プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies, Limited)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は三菱重工およびパートナーの出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。公式ウェブサイト:https://www.primetals.com/jp