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ロンドン2022年12月 16日

サウスワイヤの既設SCR銅棒圧延機生産能力増強プロジェクトを受注

  • アップグレードにより、既設の電解タフピッチ(ETP)および銅錫合金(CuSn)圧延機の生産能力を増強
  • 生産開始は2024年の予定
  • 生産量は毎時35トンに増加

プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)は、サウスワイヤと提携し、アジアの顧客が所有・運営する既設のサウスワイヤ連続銅棒圧延(SCR)システムの拡張工事を行います。生産工程をいくつか追設、SCRシステムの電解タフピッチ(ETP)および銅錫合金(CuSn)の生産能力を毎時35トンに増強します。

新設の粗圧延機

当社は設備アップグレードにおいて、エンジニアリング、機器製造、試運転監督を行います。新設備の稼動開始は、2024年秋を予定しています。

アップグレード後のSCRミルは、6,000平方ミリメートルの台形鋳造バーを使用して、主に直径8ミリメートルの棒鋼を生産する予定です。また、457ミリメートルの粗圧延機スタンド2基、潤滑油システム、既設ミルスタンドとシャーのドライブアセンブリの更新、既設入側シャーとロッド冷却・洗浄システムの改造も行われます。

幅広いポートフォリオ

北米の大手ワイヤ・ケーブルメーカーであるサウスワイヤは、建築用ワイヤ・ケーブル、メタルクラッドケーブル、携帯型電子コード製品、OEMワイヤ製品、技術製品などを製造しています。米国では、新築住宅の約半数にサウスワイヤのワイヤ製品が使用されています。また、世界で生産される銅棒の50%以上がSCRプロセスで生産されています。ジョージア州キャロルトンを拠点とするサウスワイヤは、1963年にSCRプロセスを開発しました。当社との提携関係は数十年にわたり、システムの新設、更新を行っています。

SCRはサウスワイヤの登録商標です。

プライメタルズテクノロジーズ製銅棒圧延機

プライメタルズテクノロジーズPrimetals Technologiesは本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は三菱重工およびパートナーの出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。 

公式ウェブサイト:https://www.primetals.com/jp