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London, 9月 13, 2022

フェストアルピーネ向け溶融亜鉛めっきラインの改修と近代化を受注

  • 冷延鋼板の強度改善と寸法範囲の拡大
  • 電機部品、自動制御、駆動技術を近代化
  • 工事は定期修理期間中に実施

プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)は、オーストリアの鉄鋼メーカー、フェストアルピーネ(voestalpine)のリンツ製鉄所向け溶融亜鉛めっきライン No. 3およびNo.4 の再構築工事を受注しました。

ライン No. 3 では、電機および自動制御システムの近代化、駆動装置、CPU、フィールドバスシステム、安全装置を抜本的に改修し、プロセス制御システムPCS7への統合も進めます。ラインNo. 4では、既存の電機、駆動、自動制御のシステムの適応と拡張を行います。本工事により、同製鉄所は自動車産業向けの高強度、高伸度で、幅広い寸法の鋼種を生産できるようになります。

CO2排出量の削減 

溶融亜鉛めっきラインNo.4の再構築・拡張により、フェストアルピーネの製品は、より環境にやさしい自動車製造に貢献します。自動車のCO2排出量は、同じ成形性を保ちながらもより軽量な車体用鋼材を使用することで削減されます。当社は、既存の電機、駆動、自動制御システムを新しい要件に適合させ、拡張します。また、電源トランスやインダクターなど、提供される部品の組み立てを行います。

溶融亜鉛めっきラインNo.3の近代化

リンツ製鉄所の溶融亜鉛めっきラインNo.3の老朽化した駆動制御と自動制御システムのスペアパーツは入手できなくなっているため、当社は、300以上のドライブフィードの近代化、自動制御ユニットへの新しいCPUの導入、新規フィールドバスシステムのインストールを行います。また、プラントの安全システムも最新規格に対応させる予定です。

プロセス制御システムPCS7の一部として、当社が開発したソフトウェアライブラリ「PTLib」がラインNo. 3、No. 4で使用されることになります。「PTLib」にはプラント用の数多くの機能ブロックが含まれており、PCS7のバージョンに合わせて継続的にメンテナンス、アップグレード、バージョンアップが行われています。

綿密に計画されたピットストップ

溶融亜鉛めっきライン2基の近代化・改修工事は、わずか数日の定期修理期間中にすべて行われます。この「ピットストップ」は綿密な準備と関係者全員の完璧な連携を必要とし、技術的な問題は可能な限り事前に特定し、回避しなければなりません。

ヨーロッパ有数の鉄鋼メーカー

このプロジェクトには、プライメタルズ テクノロジーズとフェストアルピーネが長年にわたり提携してきた数々の鋼板加工ライン近代化プロジェクトから得られた経験が活かされています。2000年代初頭、溶融亜鉛めっきライン2基が建設され、電機、駆動技術、通板メカニック、自動制御などが導入されました。Simatic PCS7システムは、他のシステムにおいても長年、継続的にアップグレードされてきました。

ヨーロッパ有数の鉄鋼メーカーであるフェストアルピーネは、自動車、電機、家電、製造業向けに高品質の熱延・冷延鋼板、電気亜鉛めっき鋼板、溶融亜鉛めっき鋼板、カラーコーティング鋼板、電磁鋼板を供給しています。同社はオーストリアのリンツに、コークス工場、高炉、製鋼、熱間・冷間圧延機、亜鉛めっき・塗装工場など、すべての工程を1カ所で行う完全一貫製鉄所を運営しています。

プライメタルズ テクノロジーズが近代化を進める溶融亜鉛めっきライン2基のうちの1基(写真提供 フェストアルピーネ - voestalpine.comより)

プライメタルズテクノロジーズPrimetals Technologiesは本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は三菱重工およびパートナーの出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。 

公式ウェブサイト: www.primetals.com.