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London2023年10月 12日

環境に優しい製鉄ソリューションでウクライナの鉄鋼産業再建を支援

  • ウクライナの鉄鋼産業再建に向けた基本合意書(LOI)にウクライナ政府と調印
  • 環境にやさしい鉄鋼生産プロジェクト実現を目指す
  • 原料供給(還元剤としての水素も含む)から塊成化、製銑、製鉄まで、 グリーンバリューチェーン全体に注力

プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)は、本年6月、ロンドンで開催されたウクライナ復興会議において、ウクライナ政府が推進する、環境に優しい鉄鋼産業再建の取り組みに参加することを決定しました。 この会議は、リシ スナク英国首相とウォロディミル ゼレンスキー ウクライナ大統領によって開会され、ゼレンスキー大統領はリモートで開会のスピーチを行いました。

炭素排出量の少ない製鉄

ウクライナの鉄鋼産業再建の取り組みには、業界の主要企業が多く参画しています。 ウクライナの鉄鋼産業近代化は戦争が始まる前から計画されていました。 ウクライナはその地理的位置により、炭素排出量の少ない原料や鉄鋼製品を欧州を始め、世界のサプライチェーンに供給することができるようになります。

その第一歩として、当社は2024年に完了予定のフィージビリティスタディを支援します。

プライメタルズ テクノロジーズ SVP兼グリーンスチール責任者 Alexander Fleischanderl博士談

「ウクライナの鉄鋼産業再建に向けてウクライナ政府を支援できることを大変嬉しく思います。 ウクライナの製鉄所は、長い間、欧州のみならず世界レベルで重要な役割を果たしてきており、鉄鋼セクターはウクライナ経済の中心です。 バリューチェーン全体を対象とした投資計画により、ウクライナはグリーン製銑・製鉄の世界的な拠点となります。」

グリーンバリューチェーン

2021年、鉄鋼セクターはウクライナのGDPの約10%を占め、約60万人の雇用があり、 納税額では第1位の産業でした。 ウクライナで環境に優しい鉄鋼バリューチェーンの確立には、200億~400億ドル相当の投資が必要と推定されています。 投資対象は、鉄鉱石の選鉱とペレタイジング、クリーンな発電と水素製造、グリーン製銑・製鉄設備、その関連インフラです。

基本合意書への署名 左から プライメタルズ テクノロジーズ SVP(Customer Relationship Management) Andreas Lemp、 プライメタルズ テクノロジーズ SVP兼グリーンスチール責任者 Alexander Fleischanderl 、 メトインヴェスト(Metinvest、ウクライナの大手鉄鋼メーカー)CEO Yuriy Ryzhenkov、 ウクライナ第一副首相兼経済発展貿易大臣 Yulia Svyrydenko


プライメタルズテクノロジーズPrimetals Technologiesは本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は、三菱重工グループの100%出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。 

公式ウェブサイト:https://www.primetals.com/jp