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London, 12月 22, 2022

米国向け330トンLD転炉(BOF)の出荷完了

  • メンテナンスフリーのサスペンションシステムを搭載した330トン転炉を米国の顧客に納入
  • 海外向けでは当社史上最大の設備出荷
  • 革新的なスラグ保持システムで高品質な鉄鋼生産を実現

プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)は、ロッテルダム港より全長138mの貨物船ハッピーリバー号でヒートサイズ330トンのLD転炉(BOF)をアメリカの鉄鋼メーカーに出荷しました。この転炉は、納入先製鉄所の既設転炉のうち、寿命を間近にし、外郭に亀裂が起きた1基を置き換えます。

この転炉はヨーロッパで組み立てられ、重量560トンの一体物として輸送されました。完成品として輸送するこのソリューションにより、製鉄所では現場での炉体組立て作業が不要となり、新設後の稼働休止期間が短縮されました。重要な部分の溶接はすべて認証工場で行われたため、最高の品質と耐久性が保証されました。

緻密な計算

これほど大きな装置の出荷には綿密な準備作業が必要です。例えば、2週間にわたる航海中、船が嵐に巻き込まれたとしても転炉が固定されたままであるように緻密な計算を行いました。船への積み込みと米国の港での陸揚げには船上のクレーンを使用しました。

スラグ量の最小化

LD転炉には、スラグ保持システム「Vaicon Stopper」と炉体サスペンションシステム「Vaicon Link 2.0」が搭載されます。当社が開発した「Vaicon Stopper」は出鋼時にレードルに入るスラグを最小限に抑えるため、従来のスラグ保持システムに比べ、生産サイクルを短縮し鋼材品質を向上させます。赤外線カメラが出鋼時のスラグを検知すると、窒素が吹き込まれて出鋼が停止します。

メンテナンスフリーの炉体サスペンションシステム「Vicon Link2.0」は、炉体の安定と熱膨張を全方向に可能にします。

当社の供給範囲は、エンジニアリング、機器の製造、転炉、トラニオンリング、サスペンションシステムの仮組、ヨーロッパからアメリカへの輸送などでした。

ロッテルダム港でハッピーリバー号にクレーンで積まれるプライメタルズ テクノロジーズ製330トンLDコンバータ(BOF)

プライメタルズテクノロジーズPrimetals Technologiesは本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は三菱重工およびパートナーの出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。 

公式ウェブサイト:https://www.primetals.com/jp