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ロンドン, 1月 12, 2020

レベル 2 システムによりジンダル・ステンレス社(インド)の AOD 転炉生産ノウハウをデジタル化

  • 当社の新レベル 2 システムで他社製 AOD 転炉の既存システムを置き換え
  • わずか 2 週間でホット試運転を完了
  • 既存のレベル 1 システムも当社により最適化
  • 貴重な生産ノウハウのデジタル化に成功

 

プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は、インドのジンダル・ステンレス社 (Jindal Stainless Ltd.)の AOD 転炉 1 号機の新しいレベル 2 プロセスオートメーションシステムを完 工し、最終検収書(FAC)を受領しました。この新システムにより、プロセスの安定性が大幅に改善す るとともに、生産時におけるリアルタイムの炭素と温度の推移の計算精度が向上するほか、生産プロセ スについてより多くの知見が得られるようになり、プロセス全体をより適切に把握できるようになりま した。当初この AOD 転炉は、2010 年に他社製のレベル 1 システムにより稼働を開始しましたが、その 後ジンダル・ステンレス社は独自のソリューションを開発、レベル 2 システムを実装し最適化しました。 今回このレベル 2 システムが、ダイナミックプロセスモデルを搭載した当社製の新しい包括的なレベル 2 システムに置き換えられました。旧システムと新システムを平行運転する期間を経て、わずか 2 週間 で当社製の新レベル 2 システムのホット試運転を無事完了しました。

 

レベル 2 システムの迅速な近代化と統合

ジンダル・ステンレス社は、インド・オリッサ州ジャジャプル県にある製鉄所の AOD 転炉 1 号機用に 同社が開発したレベル 2 システムを長年にわたり運用していましたが、このたび近代化に踏み切りまし た。当社製の AOD 転炉用レベル 2 システムは、標準機能として数多くのインターフェースを提供して いますが、試運転に先立ちこれらのインターフェースは、ジンダル・ステンレス社の既存 IT 環境に適合 するよう調整されました。オーストリア・リンツで当社の電機システム部門の部長を務めるピーター・ ユッツァはこの結果に大変満足し、「ジンダル・ステンレス社、プライメタルズテクノロジーズ・インド、およびプライメタルズテクノロジーズ・オーストリアの各専門家による周到な準備と建設的な協力 によって、わずか 2 週間でホット試運転を無事完了することができました」と述べています。レベル 2 システムのプラントへの組み込みと試運転の期間中、既存のレベル 1 システムに対していくつかの最適 化策が講じられ、ジンダル・ステンレス社はトラブルがない効率的な操業を続けることができるように なりました。

 

達成された生産時の優位性

システムの運用は、最初から十分期待に応えるものでした。現在、各生産プロセスは以前にも増して安 定して稼働しています。当社製のレベル 2 ソリューションの標準機能を、レベル 1 とレベル 3(生産計 画システム)さらに分析室と連携させることにより、はるかに多くの貴重な関連データを取得できるよ うになり、レポートも多数生成できるようになりました。プラントオペレーターはプロセス全体を適切 に把握でき、プロセスの改善に向けた分析のベースが広がります。

 

ダイナミックプロセスモデルによるリアルタイム計算

レベル 2 プロセスオートメーションの中核にあるのはダイナミックプロセスモデルです。これにより、 プロセスの事前計算とオンラインシミュレーションが可能になり、事前に溶鋼成分を計算することで余 裕を持って原材料の準備ができるため、成分誤差の防止につながります。多数の冶金反応方程式がベー スとなっており、周期的にオンライン計算を行うことで、現時点での AOD 転炉内の化学反応をリアル タイムに計算するとともに、将来のある時点での値を予測できます。生産時における温度と炭素の推移 をリアルタイムで正確に計算できるため、プロセスの精度と生産されるステンレス鋼の品質の両方が改 善されます。

 

貴重なノウハウのデジタル化に成功

AOD 転炉のレベル 2 プロセスオートメーションを近代化することの重要な利点の 1 つは、当社のデジ タルツインによって重要なプロセスデータがすべて収集され、将来の最適化や新規の開発業務で用いる 貴重な知識データベースを構築できる点にあります。ジンダル・ステンレス社の多数の専門家のノウハ ウがデジタル化され、あらゆる階層の人々がそのデジタル化された知識を利用できるようになり、結果 として、ジンダル・ステンレス社が安定して高品質のステンレス鋼を生産できる体制を維持することに 大きく貢献します。

 

1970 年に O.P. ジンダル氏によって設立されたジンダル・ステンレス社は、インド有数のステンレス鋼 メーカーで、世界トップ 10 のステンレス鋼コングロマリットの 1 つに数えられています。ジンダル・ステンレス・グループの年間粗鋼生産能力は 160 万トン、年間売上高は 34 億米ドル(2019 年 3 月現在) に上ります。


ジンダル・ステンレス社、プライメタルズテクノロジーズ・インド、プライメタルズ テクノロジーズ・オーストリアから成るチームは、インド・オリッサ州ジャジャプル 県にあるジンダル・ステンレス社の AOD 転炉 1 号機向けレベル 2 プロセスオートメ ーションのホット試運転をわずか 2 週間で完了させました。

 

プライメタルズ テクノロジーズ (Primetals Technologies, Limited)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業における、エンジニアリン グ及びプラント建設全般の世界的リーダーかつライフサイクル・パートナーです。当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及 び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも 最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は、株式会社日立製作所ならびに株式会社 IHI が資本参加している三菱日立製鉄機械と、シー メンス・グループのシーメンス VAI メタルズテクノロジーズ社の統合により発足した三菱重工のグループ会社です。出資比率は三菱日立製鉄機 械が 51%、シーメンスが 49%です。従業員数は全世界で約 7,000 人。詳しくは、下記 URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト: www.primetals.com.

Primetals Technologies, Limited, headquartered in London, United Kingdom, is a pioneer and world leader in the fields of engineering, plant building, and the provision of lifecycle services for the metals industry. The company offers a complete technology, product, and services portfolio that includes integrated electrics and automation, digitalization, and environmental solutions. This covers every step of the iron and steel production chain—from the raw materials to the finished product—and includes the latest rolling solutions for the nonferrous metals sector. Primetals Technologies is a joint venture of Mitsubishi Heavy Industries and partners, with around 7,000 employees worldwide. To learn more about Primetals Technologies, visit the company website www.primetals.com.