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ロンドン、, March 23, 2021

SSAB社、フィンランドのハメーンリンナ製鉄所向けタンデム冷間圧延機プロセスオートメーション近代化工事を受注

  • ハメーンリンナ製鉄所の既存のレベル2プロセスオートメーションを最先端システムに置換
  • 通板・尻抜けポイント設定値を高精度に調整することにより、オフゲージ長を低減
  • インダストリー4.0対応:ESXiによる仮想化技術によりハードウェア非依存性を実現
  • バーチャルシミュレーションによって新鋼種の計算が可能に
     

 

プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は、SSAB社からフィンランドのハメーンリンナ製鉄所向けタンデム冷間圧延機のプロセスオートメーション(レベル2)近代化工事を受注しました。最先端のレベル2ソリューションが、既存のプロセスオートメーションに置き換わります。通板・尻抜けポイント設定値が高精度で調整され、オフゲージ長が低減されます。このシステムの特徴はESXiによる仮想化技術であり、ハードウェア非依存性を実現しています。仮想マシン上でのシミュレーションによって、新しい鋼種の設定計算を可能にする、インダストリー4.0対応の新しいソリューションです。供給範囲は、システム構築設計、据付指導、出荷前システムテストおよび試運転です。この改修工事は、2021年11月に予定されているシャットダウン中のわずか数日間で完工の予定です。

 

SSAB社は、高強度高張力鋼(AHSS)や調質鋼(Q&T)、鋼板、厚鋼板、鋼管などの製品を生産する大手鉄鋼メーカーです。SSAB社のフィンランドとスウェーデンの製鉄所は、どちらも高炉を使用しています。フィンランドのハメーンリンナ製鉄所では、建設業界と自動車業界向け鋼板製品を生産しており、製品ラインナップには溶融亜鉛めっき鋼板やカラー鋼板も含まれています。同社の4スタンドタンデム冷間圧延機の圧延能力は、板幅660~1575ミリメートル、出側の板厚は0.35~3.1ミリメートルです。

 

圧延機のプロセスオートメーションシステムには、現在、仮想化された環境でのUnixオペレーティングシステム、データベースソリューションおよびレベル2のオペレータ制御・監視システムが搭載されています。当社は、仮想マシンであるESXハードウェアプラットフォーム上で稼働する新しいサーバー、オペレーティングシステム、およびデータベースソリューションを供給します。また、ユーザーソフトウェアの一部更新、圧延モデルの近代化も行います。

 

当社の供給および実施範囲は、オペレーティングシステムと、新しいミドルウェア経由のプロセス間通信の置き換えならびにデータベースソリューションの近代化です。また、新しいレベル2のオペレータ制御・監視システム、テストとシミュレーションの環境、テスト用ツールも供給します。

 

さらに、切替可能な圧延モデル、ニューラルネットワークの入替、2ラウンド圧延機用レベル2ソフトウェアの改良、通板・尻抜け時に鋼板の尾端と先端間で異なる張力を指定することによる設定値の設定性能の改善のみならず、新しい故障時のバックアップ用サーバーの機能を具備することにより、自動化をより充実させます。

 

フィンランドのSSAB社ハメーンリンナ製鉄所のタンデム冷間圧延機。この圧延機にプライメタルズテクノロジーズの新しいプロセスオートメーションが導入されます。(写真提供: SSAB社)

 

プライメタルズテクノロジーズ (Primetals Technologies, Limited)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は三菱重工およびパートナーの出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。 

公式ウェブサイト:https://www.primetals.com/jp