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Primetals Technologies used remote commissioning throughout to upgrade the process optimization software on schedule for Outokumpu's CCM1 line in Tornio.

ロンドン2020年11月 26日

フィンランドのオウトクンプ社向け連続鋳造機用プロセ スオートメーションシステムがリモートコミッショニン グで完工

  • 連続鋳造機1(CCM1)ラインのプロセスオートメーションシステム レベル 2 のアップグレードに より、より細かい品質評価と生産工程のオフラインシミュレーションが可能に
  • リモートコミッショニングによりプロジェクトを予定通り遂行
  • 連続鋳造機 2(CCM2)のコミッショニングデータにより CCM1 ラインのリモートコミッショニン グが高速化
  • 全プロセス品質管理(TPQC)システムが品質データを継続的に記録

 

プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)はフィンランドのにオウトクンプ社トルニ オの工場で、新しいソフトウェアのオンラインでのリモートコミッショニングを無事終了し、連続鋳造 機 1(CCM1)のレベル 2 プロセスオートメーションシステムを最適化しました。リモートコミッショ ニングでは、類似機である連続鋳造機 2(CCM2)の 2019 年 12 月に同じ場所で実施されたコミッショ ニングデータを参考にしました。CCM2 については、プロセス最適化ソフトウェアアップグレードに加 え全プロセス品質管理(Through-Process Quality Control、以下 TPQC)鋳造システムを導入しました。 これは、生産全工程の品質データをすべて長期保存するシステムです。CCM2 プロジェクトから得た経 験と信頼関係が CCM1 リモートコミッショニング成功の決定的要因となり、コミッショニングは問題な く実施されました。この新しいプロセス最適化ソリューションは、より高い品質のためのより多くの評 価基準の選択肢と、鋳造工程のオフラインシミュレーションができる「デジタルツイン」をオウトクン プ社に提供します。鋳造速度は、「スピードエキスパート」のプロセスモデルを使用してレベル 2 で制 御することもでき、鋳造開始および鋳造条件も設定できます。

 

CCM1 ライン 新レベル 2 オートメーションシステム

オウトクンプ社トリニオの CCM1 ラインのプロセスはハードウェアとソフトウェアが旧式で部品の入手 が困難になっていました。そのため同社は当社と契約し、2019 年中頃に CCM1 ラインのプロセス最適 化ソリューションをアップグレードしました。オリジナルの物理サーバーによるシステムは、同社の VM インフラストラクチャーの仮想サーバーに現在は置き換えられています。連続鋳造機ではオペレー ター自身が「クオリティエキスパート」を使用して、鋳造品の品質を評価する基準の作成と保守ができ るようになりました。「スピードエキスパート」のモジュールは、アップグレード後の初回バッチ以来、 鋳造開始と条件設定を含め、鋳造速度を制御してきました。「ダイナックス 3D」モデルは二次冷却シ ステムを最適化します。「プロセスインテリジェンスコックピット(PIC)」はオフラインでの鋳造工 程シミュレーションを可能にするライン向けデジタルツインです。

 

リモートコミッションニングは予定通り完了

オウトクンプ社が行う定期保守作業と同時にプロセス最適化ソフトウェアがアップグレードされるよう CCM1 プロジェクトを予定通りに遂行することが重要でした。その頃は渡航制限があったため、当社と オウトクンプ社の専門家は、システム操作を完全に「リモートリンク」で実施しました。オペレーター のトレーニングもリモートで行われました。2019 年 12 月に実施された類似機 CCM2 のコミッショニン グを通じて両社がお互いを理解していたことが、今回のリモートコミッショニングの成功の重要な要因 となりました。アップグレードは現場で行われましたが、当社の専門家がオンラインで必要なサポート を行いました。

 

リアルタイムデータの並行運転によるリモートコミッショニングの高速化

当社はオウトクンプ社と協力して、コミッショニングに先立ち、「コミュニケーションパートナー」で あるレベル 1 およびレベル 3 とのインターフェーステストを遠隔サポートにて実施しました。その後、 新しいレベル 2 システムに、レベル 1 およびレベル 3 のリアルタイムデータが並行して数か月にわたり 提供され、システムの検証および最適化が行われました。切り替えの時期が来たときには、CCM1 ライ ンの新しいレベル 2 システムはすでに数か月にわたりテストが実施された状態でした。この並行運転は 新しいレベル 2 システムのスムーズなコミッショニングに重要な役割を果たしました。

 

オウトクンプ社は世界有数のステンレス鋼メーカーです。フィンランドのヘルシンキに本社を置き、30 か国以上で合計約 10,000 人のスタッフを擁しています。ラップランドのトルニオにある工場は、年間 冷間圧延生産能力およそ 120 万トンの一貫型生産施設です。工場で使用されているクロマイト鉱石は、 オウトクンプが所有するケミ鉱山から採掘されています。


プライメタルズテクノロジーズは、オウトクンプ社トルニオの CCM1 ライン向けプロ セス最適化ソフトウェアのアップグレードをすべてリモートコミッショニングで行い ました。

プライメタルズ テクノロジーズ (Primetals Technologies, Limited)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、 プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。当社は電機、オートメーション、デジタライ ゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野 を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は三菱重工およびパートナーの出資によるグループ会社 で、従業員数は全世界で約 7,000 人です。詳しくは、下記 URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト: www.primetals.com.