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EAF Quantum electric arc furnace from Primetals Technologies

ロンドン2019年1月 17日

中国の長峰鋼鉄向け新型電気炉 EAF Quantum とツイン レードル炉を受注

  • 9 基目の中国向け EAF Quantum 電気炉
  • 溶鋼 1 トン当たりの電力消費量を大幅に低減、操業コストと CO2排出量を削減
  • 溶解間隔の大幅な短縮化

 

プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は、中国の鉄鋼メーカー、成都市長峰鋼鉄 集団有限公司(Chengdu Changfeng Steel Group Co., Ltd. : 長峰鋼鉄)から、四川省都江堰市の同社製 鉄所向けに新型電気炉 EAF Quantum とツインレードル炉を受注しました。新型電気炉 EAF Quantum はさまざまな組成や品質のスクラップ鋼を処理できるよう設計されています。スクラップの余熱により、 電気炉の消費電力は大幅に低減され、操業コストおよび CO2排出が削減可能です。ツインレードル炉は、 生産対象鋼種に対する鋳造温度を設定どおり正確に制御します。この新型電気炉は 2020 年初めに稼働 開始予定で、中国向けの EAF Quantum としては 9 基目となります。

 

長峰鋼鉄は四川省成都市を本拠地とする国営の中堅企業で、3 つの鉄鋼部門に加え、酸素製造会社と機 械製造加工会社をそれぞれ一社運営しています。当社は、自動スクラップヤード管理機能、自動装入プ ロセス、自動ランス酸素吹き込み装置および砂充填処理を含む新型電気炉 EAF Quantum とツインレー ドル炉の機械・電気処理装置全般に加えて、インダストリー4.0(Industry 4.0)に対応するレベル 2 オ ートメーションを納入します。

 

当社が開発した新型電気炉 EAF Quantum は、実績あるシャフト炉技術と革新的なスクラップ装入プロ セス、高効率予熱システム、新しい傾動方式を持つ下部容器、最適化された溶解システムを装備し、出 鋼間隔の大幅な短縮を実現します。従来の電気炉に比べ消費電力が大幅に低減され、電極と酸素の消費 量低減もあいまって、全体で約 20%の処理コストの低減ができます。全体の CO2排出量も従来の電気 炉と比べて、粗鋼 1 トン当たり最大 30%削減されます。最新の自動排ガス制御を備えた総合除塵システ ムは、環境要求事項のすべてを満たしています。

プライメタルズテクノロジーズの新型電気炉 EAF Quantum

プライメタルズ テクノロジーズ (Primetals Technologies, Limited)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業における、エンジニアリン グ及びプラント建設全般の世界的リーダーかつライフサイクル・パートナーです。当社は電機、オートメーション及び環境の総合ソリューショ ンを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューション をお届けします。当社は、株式会社日立製作所ならびに株式会社 IHI が資本参加している三菱日立製鉄機械と、シーメンス・グループのシーメ ンス VAI メタルズテクノロジーズ社の統合により発足した三菱重工のグループ会社です。出資比率は三菱日立製鉄機械が 51%、シーメンスが 49%です。従業員数は全世界で約 7,000 人。詳しくは、下記 URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト:www.primetals.com