革新的なツインロール鋳造による低炭素鋼生産
Castripプロセスは、非常に薄い炭素鋼板および電磁鋼板を生産する革新的な技術です。
従来の薄板圧延に比べ工程を大幅に削減できるため、初期投資と操業コストの削減が可能です。
また、鋼材を最終寸法に近い状態で鋳造することにより、時間とエネルギーの大幅な節約が実現します。
Castripは革新と持続可能性を核とし、鉄鋼生産に革命をもたらす優れた効率性を備えています。
ツインロール鋳造技術は、逆方向に回転する2本の水冷銅ロールを使用します。 ロール間に設置された耐火ノズルから溶鋼がギャップに注入されます。 各ロールの両端に取り付けられたサイドダムが溶鋼を保持します。 ロールが溶鋼に接触すると凝固が始まり、ロールが下方へ回転するにつれて凝固が進みます。 各ロール上で別々の鋼殻が形成され、ロールが接する位置で一枚のシートにまとまります。 このシートは、ピンチロールと熱間圧延スタンドを通過し、通常0.6~2.0ミリメートルで設定された厚さに圧延されます。 熱間圧延後、シートは設定された温度と機械的特性まで冷却されます。 次に、シートは2本のコイラーのいずれかで巻き取られた後、回転式シャーで切断され、上流工程からCastripプラントまで連続したプロセスが完了します。
プライメタルズ テクノロジーズはCastrip LLCと提携し、最先端のCastripプラントを供給しています。
Castripの導入利点
- 持続可能性目標に沿って、CO2排出を極めて低く抑え、最小エネルギー消費での板厚0.6~2.0 ミリメートルの薄板を生産
- 高い品質と高い収益を両立。
スクラップのコストが低く、短時間生産により収益性が向上 - 年産能力50~70万トン、仕上げ幅1,100~1,600ミリメートルのカスタマイズ対応で需要に迅速対応
- 効率を維持しながら、立地条件に応じた柔軟でコンパクトなプラント設計による最適なスペース利用
- LD転炉と電気アーク炉ベースのどちらの製鋼ルートにもシームレスに統合可能で、 操業の柔軟性と再現性を確保。
冷間圧延・溶融亜鉛めっき・塗装仕上げなどの後処理に適した高品質・高汎用性の熱間圧延シート - 低炭素・中炭素・高炭素鋼、HSLA鋼、耐候性鋼(最大強度1,700 MPa)、電磁鋼板の生産に対応
- 従来熱延シートよりも滑らかな表面により、外観と加工性が向上。
ASTMおよびISOの厳格な規格に適合し、通常は冷間圧延シートに限定される多様な用途に適用可能。
革新的な極薄Castrip(UCS)熱間圧延コイルは、冷間圧延材の代替として、また最小限のパス数でさらなる冷間圧延を行うことができ、製品ラインナップの拡充と柔軟性の向上を実現 - 条鋼製品に加え平鋼製品の生産による市場拡大
