オンラインロールプロファイラーによる生産性とロール性能の向上
オンラインロールプロファイラー(ORP)は、ミルスタンドの入側に設置されるロール研削装置です。
主な機能は、駆動式砥石を用いて、圧延中またはバー間の圧延待機中にワークロールを研削することです。
ORPは、過酷な熱間圧延条件下においても、ロール胴部全体を安定して研削し、優れたロール表面形状および表面粗度を長期間にわたり維持します。
ORPの導入利点
- ワークロール交換サイクルの延長
- 同一幅圧延の拡大
- 幅逆転圧延(狭幅から広幅)の実現
- ロール表面欠陥の除去(生産性の向上)
ORPの導入利点詳細
- ワークロール交換サイクルの延長: 圧延中またはバー間の圧延待機中に、駆動式砥石を用いてロール胴部を研削することで、ロール表面形状および表面粗度を良好に維持。 従来設備と比較して、ロール交換間隔を約2〜3倍に延長可能。
- 同一幅圧延の拡大: 従来設備では、ストリップ端部が接触するワークロール表面の摩耗により、ストリップ表面にハイスポット欠陥が発生し、同一幅圧延に制限あり。 ORPによりハイスポット摩耗を研削し、滑らかな表面プロファイルを維持することで、同一幅での圧延長を拡大。 同一幅で60コイル連続圧延後でもハイスポット欠陥の発生を防止。
- 幅逆転圧延(狭幅から広幅)の実現: 通常、熱間圧延は1回のロールキャンペーン内で広幅から狭幅への移行を制限したコフィンスケジュールに従って行われるが、
ORPにより圧延中にワークロール表面が滑らかに研削されることでスケジュールに依存しない圧延を可能とし、狭幅から広幅への圧延スケジュール遷移を実現。 - ロール表面欠陥の除去(生産性の向上): ワークロールの表面欠陥を除去することで、突発的なロール交換を削減し、生産性を向上。
