カメラ式板幅計
板幅計の主な機能は、鋼板のエッジを連続的に高精度で検出することです。 しかし、この板幅計は単なる幅測定を超えて進化しており、共通プラットフォームにおいて追加の計測機能を拡張することも可能です。 基本構成では、幅とセンターラインの偏差を測定します。 さらに、平坦度、熱分布プロファイル、粗バーの先尾端形状(クロップ最適化用)、先端キャンバーなどの測定も追加することが可能です。
この板幅計は鋼板の上方、通常はローラテーブル上の架台に設置され、熱間圧延機や厚板圧延機の環境に適した水冷及びエアパージされたハウジングに取り付けられたステレオカメラを使用します。 このステレオ配置は、パスラインや板厚のばらつき、材料の傾き、浮き、跳ね返りなど、熱延鋼板や厚板の幅測定で生じる課題に対応するよう設計されています。 板幅計には、650℃を超える鋼板温度を測定する赤外線カメラ、または650℃未満の鋼板温度を測定するバックライト付き光学カメラのいずれかが搭載されます。 この2種類の板幅計は、加熱炉出側から、粗圧延機、仕上圧延機、ダウンコイラーまで、あらゆる位置に設置可能です。
板幅計を粗圧延機とクロップシャーの間に設置すれば、クロップの最適化も可能です。 ソフトウェアのアップグレードに加え、粗バーのトラッキング用に粗バー速度信号またはモノカメラを追加することで、クロップ最適化システムは、粗バーの先尾端における最適な切断位置を自動で算出し、スクラップを最小化し、歩留まりを最大化します。 さらに、仕上圧延機出側に2組のステレオカメラを設置すればストリップ先端のキャンバー測定が可能となります。
また、カメラ保護ハウジング内にマルチポイントレーザーモジュールを追加することで、仕上圧延機後の熱間鋼板の形状測定にも対応できます。 プライメタルズ テクノロジーズ製の板幅計は世界最高水準の高精度測定を実現し、歩留まりを改善した高品質な熱延製品の生産を支えます。
カメラ式板幅計の特長と導入利点
- 工場出荷時に校正済みのステレオカメラによる迅速な設置
- 高性能・高精度な先進のエッジ検出ソフトウェア
- すべての旧バージョンとの互換性
- 過酷な圧延環境を考慮した設計
- アップグレード可能な共通プラットフォーム
- データロガーを標準搭載
