高度な二次精錬技術
製鋼における二次精錬は、プラント稼働率の最大化、装入サイクル時間の最短化、原単位の低減、高品質な鋼の生産の基盤となるものです。 これらの技術により、新設プラントおよび近代化されるプラントの両方に高い性能と生産性をもたらし、二次精錬による大幅なコスト削減が達成されます。 合金ハンドリングから脱ガス、脱硫、脱炭に至るまで、二次精錬は高品質な鋼の製造に不可欠です。
当社の二次精錬ソリューションは、詳細なプロセス制御および自動化による効率・生産性の最大化に重点を置き、省人化や効率的な添加材利用、サイクルタイム最短化を実現します。 設計パラメータを詳細に設定することで、各種の消費量条件との整合性を確保します。また、最適なプラント設計により、真空ポンプ、合金添加設備、冶金用容器にかかるスペースが最小化されます。 当社のすべての構成機器は、広範な標準化、厳選されたサプライヤーとの長年にわたるチームワーク、認証済みの出力制御システム、そして体系的な品質保証を通じて、日常的に発生する極めて高い負荷にも耐えられるよう設計されています。 これにより、納期が保証され、高い稼働率が高く、長寿命のプラント寿命が実現されます。
取鍋(レードル)炉 (LF)
製鋼における品質と生産性の向上には、溶解エリアと鋳造エリアの間に取鍋炉を設置することが不可欠です。 取鍋炉は、固定式/旋回式ガントリー、またはレードルカー/ターレットを備えたシングルステーション、あるいは2基の炉蓋と1基の旋回式電極ガントリーを備えたツインステーションから構成されています。 コンパクトな設計により、必要な設置スペースが最小限に抑えられるとともに、炉蓋および電極の交換へのアクセスも容易になります。
VD/VODプラント
真空処理では、溶鋼の成分に応じて、様々なプロセスで、炭素、酸素、窒素、水素、硫黄の含有量を低減させます。 真空合金ホッパーシステムにより、成分調整ができ、 良好な均一化と高い合金歩留まりを実現します。 取鍋(レードル)内の冶金反応に応じて、600~1,200 ミリメートルの容器の余裕代高さ(フリーボード)が必要となります。 生産性を向上させるために、VDシステムはツインベッセルとして新たに設計もできますし既設をツインベッセルに拡張することも可能です。 VODシステムは、脱ガス槽装置であり、酸素吹錬ランスを追加することで、極低炭素ステンレス鋼の製造に使用されたり、アルミニウム/シリコンを添加して溶鋼と化学反応させることによる加熱にも利用されます。
RHプラント
RHプロセスは、鋼浴に浸漬された2本の脚(シュノーケル・上昇管・下降管)を備えた耐火物ライニングされた容器で実施されます。 容器システム内の圧力を下げることで、溶鋼が真空容器内に上昇し、そこで脱炭・脱ガス、その他の反応が行われます。 一方のシュノーケルにリフトガスを注入すると、溶鋼の還流が始まり、溶鋼全体が素早く処理されます。 脚(シュノーケル)の浸漬は、真空容器を下降させるか、レードルを上昇させることで行います。 迅速な容器交換システムにより、容器交換時間を最小限に抑えることができます。
VLDプラント
VLDプラントは、5~20トンの小さなヒートサイズの二次精錬に理想的なソリューションです。 Dörrenberg Edelstahlとプライメタルズ テクノロジーズの共同研究開発プロジェクトにより開発されたVLDプラントでは、特殊鋼やステンレス鋼の生産にも対応し、VDプラントやVODプラントで可能な全てのプロセスを経済的に行うことができます。 VLDプラントは、世界各地で、特にマイクロミル、鍛造工場、鋳造工場で操業されています。
二次精錬ソリューションの導入利点
- 効率と生産性の最大化 :詳細なプロセス制御と自動化により実現
- 高精度な設計パラメータ :各種の消費量条件との整合性を確保
- 最適なプラント設計 : 重要機器の設備にかかるコストを最小化
- 高い合金歩留まり : 特徴的な真空処理プロセス
- コンパクト設計: 必要最小限のスペース要件とメンテナンスが容易
