VAICON AutoFix - 転炉容器の自動ロックシステム
VAICON AutoFixは、ステンレス鋼製造用の交換可能な転炉容器向けの新しい自動ロックシステムです。 AOD炉は通常、最大150ヒートの操業寿命があり、炉の耐火材が損耗します。 この寿命となった段階で、炉容器は新たにライニングされ、予熱されたものと交換され、生産を継続することが可能になります。 VAICON AutoFixシステムは安全性を高め、交換時間を短縮します。
炉容器の交換の際には、転炉をトラニオンリングに固定している懸架システムのロック機構を開く必要があります。 ロック機構の開閉は通常手動で行われ、加熱された炉容器や高温のトラニオンリングの近傍での作業となるため、注意力や作業時間を要し、特別な安全対策が求められます。 VAICON AutoFix懸架システムは、堅牢で保全性に優れた、特許取得済みの自動懸架システムです。 このシステムは、トラニオンリング付近の過酷な環境下でも、すべての必要なロック解除およびロック操作を手動介入なしで行えるよう設計されています。
キー溝付きの4本の固定ピンが炉容器の支持フランジに組み込まれています。 炉容器がトラニオンリング上に降ろされると、ピンがリングにかみ合い、油圧作動式ウェッジ(くさび)機構によって固定されます。 ウェッジ接続はセルフロック機構であるため、運転時の安全性を向上させます。 また、トラニオンリング本体には保守用開口部が設けられています。 ロックユニットは、大規模な保守作業の際には工場でトラニオンリングから取り外すことが可能です。
最大稼働率を実現するために、ロックシリンダーを作動させる油圧ユニットは、2台のポンプで構成されており、1台は待機モードで運転される冗長性のある設計となっています。 各油圧シリンダーは独立して供給・制御されます。 VAICON AutoFixロック機構は、安全な作業場所に設置された機側制御盤から操作されます。 ロック状態は、トラニオンリング内の電気センサーと、リングの外側から見えるフェイルセーフ機械式表示システムを含む冗長システムによって監視されます。
VAICON AutoFix AOD転炉容器ロックシステムの主な導入利点
- 操業の安全性向上: 危険な環境での手動作業不要
- 容器交換時間の短縮:容器ロックは数分で完了
- 稼働率の最大化: セルフロックウェッジと冗長設計により信頼性が向上
- 機器寿命の延長: 空冷式トラニオンリングで耐久性向上
- 堅牢でメンテナンス性に優れた設計
- 特許取得済の技術
