低コスト、高品質、最適な生産柔軟性を実現するステッケルミル
ステッケルミルは、熱間帯鋼圧延において独自のポジションを確立しており、 特に小・中規模の生産向けに費用対効果の高いソリューションを提供します。炭素鋼、ステンレス鋼、超合金など幅広い製品に適しており、
現在想定されている市場ニーズだけでなく、将来の市場変化にも柔軟に対応できる構成が可能です。
ステッケルミルの強みは、高いコスト効率と柔軟性に優れたプロセスにあります。 生産能力は、年間2万トンから170万トン程度(タンデム構成)まで対応可能です。 また、板幅は450~2,100ミリメートルまで対応でき、炭素鋼やステンレス鋼に加え、超合金や特殊鋼といった少量生産の高付加価値なニッチ鋼種も扱えます。
プライメタルズ テクノロジーズのステッケルミル構成要素
- スケールブレーカー
- エッジャー(板幅圧下のプロセスに応じて配置)
- 粗圧延機(生産量に応じて配置)
- 回転ドラム式クロップシャー
- 仕上スケールブレーカー(ピンチロール付き)
- ステッケルミル(入出側コイラーファーネス付き)
- ラミナーフロー式ストリップ冷却システム
- 完全油圧式ダウンコイラー
- コイル搬送システム
ステッケルミルのデスケーリングシステム
ステッケルミルの圧延プロセスでは、スケール除去とスケール再生成防止が求められます。 プライメタルズ テクノロジーズは業界トップクラスの表面品質を実現するデスケーリング設備を提供しており、それは持続可能でメンテナンス性にも優れています。 最適化されたヘッダー設計とヘッダーの自動高さ調整機能により目標のスプレー衝突圧を実現し、エネルギーと水の消費量を削減します。 さらに、可変速ポンプ駆動によりエネルギー消費を大幅に低減し、 設備の寿命を延ばします。
コイラーファーネス
コイラーファーネス技術により、シングルスタンドのリバースミルでもコンパクトなレイアウトでコイルの生産を可能にします。 熱安定性を高めるため、2段式ガイドでストリップをコイラーファーネスのドラムスロット溝に誘導します。 誘導後にはガイドで炉底を閉じ、エネルギー消費も削減します。 さらに、排熱回収システムと、必要時のみ稼働するパルス燃焼バーナーにより、エネルギー消費をさらに低減し、温度均一性を向上させます。 強制送風システムが炉内雰囲気を制御し、排ガスは排熱回収システムを通じて排出されます。 各炉入口にはパッシブデフレクターロールが装備されており、ストリップの張力変動を最小限に抑えることで、圧延の安定性を高めます。
ステッケルミルスタンド
ステッケルミルは、シングルスタンド構成から、粗ミルとの組み合わせやタンデム仕上スタンドとの組み合わせまで生産能力などの要求事項に応じて構成可能です。また、将来的な段階的アップグレードにも柔軟に対応できます。 ステッケルミルのリバース圧延の特性に対応するために、圧延スタンドにはプライメタルズ テクノロジーズ固有技術のミルスタビライザ装置(Mill Stabilizing Device: MSD)が装備されており、リバース圧延においてもストリップの通板安定性を向上させます。 プライメタルズ テクノロジーズが設計したプロセス自動化システムにより、ステッケルミルの最適なパフォーマンスを引き出します。
エッジャー
エッジャーは、板幅圧下のプロセスに応じて、粗圧延機の入側またはステッケルミルの入側に配置されます。 完全油圧式で、荷重制御とメンテナンスが容易です。
ダウンコイラー
プライメタルズ テクノロジーズは、各プロジェクトでの要求事項に応じて最適なダウンコイラーを選定できるよう、幅広く取り揃えています。 全油圧式ダウンコイラーは、厚板・広幅・高張力材含め、熱延製品全体にわたって、安定した高品質な巻取りを実現します。 特に最高強度のパイプライン材にも対応可能です。
コイル搬送システム
プライメタルズ テクノロジーズは、標準的なコイル搬送設備に加え、コイルの搬送方向、処理能力、サンプリング、結束、マーキング、保管場所など、 プラント個別のニーズに対応したコイル搬送設備も提供しています。 通常のコイル搬送にはウォーキングビームコンベヤを適用しますが、必要に応じてプライメタルズ テクノロジーズの独自技術であるモジュラーカーシステム(MCS)による搬送も可能です。
