高炉操業コスト(OPEX)削減の実現
Sequence Impulse Process(SIP)は、高炉に高圧酸素を吹き込み、高炉のレースウェイの奥深くまで浸透させる技術です。 この技術は、高炉の操業コスト(OPEX)を削減するだけでなく、低炭素化操業への移行も支援します。
Sequence Impulse Process(SIP)は、独自技術を組み合わせたソリューションです。 この技術への投資により、高炉の操業コスト(OPEX)を大幅に削減することが可能です。 SIPは、炉内状態を改善し、高価なコークスに代えて、安価な石炭の吹き込み比率を高めることを可能にします。 レースウェイ状態の改善により、ガスの分布・利用効率が向上し、炉内溶融物の排出能力も高まります。 レースウェイが安定することで、高炉の生産性も向上します。 ガス利用効率の向上は燃料消費量の低減につながり、CO2排出量も削減されます。 酸素の浸透性が改善することで、炉中心部での発熱反応が促進され、羽口の寿命が延びるとともに、羽口および炉壁からの熱損失が減少します。
高炉への石炭吹き込みを行った場合、未燃焼炭(チャー)が堆積し、 “デッドマン”領域の通気性が制限されます。 これに伴い、炉中心部へのガス流れ分布が制約され、ガス利用効率が低下します。 これに対し、事前設定された要領で各羽口に高圧酸素パルスを順次吹き込むことで、衝撃波が高炉のレースウェイ奥深くまで浸透し、微細な未燃焼炭(チャー)の燃焼を促進し、コークスの通気性を改善します。 これにより、ガス利用効率が向上し、炉内溶融物の排出性能の改善が期待されます。
高炉へのSequence Impulse Processの導入利点
- 総燃料比率を低減することで、高炉の操業コスト(OPEX)を削減
- ガス流れ分布と炉内溶融物の排出性を改善し、生産能力を向上
- ガス利用効率が高まり、コークスの代替となる石炭の吹き込み率を増加可能
- 低品位原料を使用した場合でも、より安定した炉操業を実現
- CO2総排出量を削減
- 排出税コスト削減(該当する場合)
- ROI(投資回収) を、通常の12~18ヵ月よりも早期に実現
「SIP技術の社内適用を推進してきた者として、高い信頼性と安全性をもって本装置が稼働していることは大変喜ばしく思います。 SIPのような“少量”の酸素で高炉にこれほど大きな効果をもたらすとは思っていませんでした。 この点で、期待を上回る結果となりました。」
ライナークロック博士
thyssenkrupp AT.PRO tec GmbHマネージングディレクター
「高炉メーカーの課題は、高い生産量を維持しながら、低コストで銑鉄を生産することです。 SIP装置は、安定した炉の操業と還元剤のコストを削減することで、この課題解決に大きな役割を果たしています。」
ディルクゴットヘルフ博士
thyssenkrupp Steel Europe、Plant Schwelgern, 溶銑担当責任者
製銑
SIP技術
高炉CO₂ 排出量の削減
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製銑
Thyssenkrupp EuropeにおけるSIPによる高炉効率の改善
METEC 2023のグリーンラウンジでのパネルディスカッション
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