MERIM - 製銑プロセス向けの先進的な炉頂ガスクリーニング
MERIM®(Maximized Emission Reduction in Ironmaking)は、製鉄業界、特に製銑プロセスにおける主要な課題に対応するために設計された革新的な技術です。 稼働率、製品品質、生産性への要求が高まる中、製銑プラントに求められるエネルギー効率および環境要件も厳格化しています。 MERIMは、高炉、COREX、FINEX、MIDREXプラント向けに、乾式炉頂ガスクリーニング技術を提供することで、これらの課題に対応します。 従来の湿式システムと比較して、エネルギー回収効率を向上させます。
MERIM乾式高炉ガスクリーニングシステムは、粗ダスト分離用に特別設計されたサイクロンと、微細ダスト除去用のファブリックフィルターを組み合わせた構成を採用しています。 このシステムは、従来の湿式システムと比較して、複数の利点があります。 まず、排水およびスラッジの管理が不要になります。 さらに、圧力損失および温度低下が大幅に小さいため、高炉の炉頂圧回収タービン(TRT)のエネルギー出力を大幅に向上させます。 この新しいサイクロンにより、再利用可能なダストと亜鉛含有率の高い微細ダストを適正に分離します。
処理工程
- 粗ダスト除去: サイクロンが粗集塵工程でダストの大部分を効率的に除去し、鉄回収を最大化します。 回収されたダストは焼結プラントで容易に再利用できます。 サイクロンには3つの入口が備えられ、1つの入口設計と比較して、ダウンカマー(下降管)の中央支持が可能で、サイクロン入口分岐部におけるメンテナンスが容易になる利点があります。
- 微細ダスト除去: MERIMバグフィルターシステムが微細ダストを集塵します。 高炉ガスは複数の耐圧フィルター容器に入り、高性能フィルター媒体でダストが捕集されることで、ダスト含有量を最小限に抑えたクリーンガスとします。 回収されたダストは、搬送システムによって貯蔵サイロへ搬送されます。
- エネルギー回収: 清浄化された高炉ガスは中央ダクトに導かれ、炉頂圧回収タービン(TRT)に送られ、発電に利用されます。 MERIMには、過度な高温からファブリックフィルターを保護し、低温ガスによる酸凝縮を防止する温度調整システムが組み込まれており、あらゆる条件下で乾式集塵システムの安全な操業を実現します。
MERIMの導入利点
- 効率向上: 湿式システムと比較して最大30%高いエネルギー出力を実現
- 排出量削減: 優れたダスト除去性能により、現在および将来の排出規制に対応可能
- コスト削減: 大規模な排水処理が不要となることで操業コストを低減
- 持続可能性向上: CO2排出量と埋立処分量の最小化
- 柔軟性向上: 大きな温度変動にも適応可能な信頼性の高い操業を実現
