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Rebar rolling mill

ロンドン2015年12月 03日

Primetals Technologies 納入の新設計・棒鋼圧延機、 インド Kalika Steel(カリカ製鉄)で稼動に成功

  • 本プラントタイプでは初めての稼働
  •  迅速かつコスト効率良い施工を実現するプラント設計
  •  生産能力は年間 25 万トン
  •  契約上のすべての保証性能を達成

 

Primetals Technologies が納入したインドの製鉄メーカー、Kalika Steel Alloys Pvt. Ltd.(Kalika Steel:カリカ製鉄)向け棒鋼圧延機は、今年初頭に運転を開始し、このほど契約上のすべての保証性 能を達成しました。この圧延機はインド・マハラシュトラ州のジャルナ工場に設置され、低炭素鋼を原 料に年間約 25 万トンの棒鋼を生産しています。このプラントは、Primetals Technologies が特に中小 規模の生産量に適する様にデザインしたもので、迅速かつ経済的に本プロジェクトを実現することがで きました。本案件は Primetals Technologies が 2013 年の中頃に受注したものです。

 

カリカ製鉄は建材用鋼の分野をリードする民間大手メーカーで、半製品として供給するビレットを原料 のスポンジアイアンから誘導加熱炉で生産してきました。カリカは、成長するインド建設市場への鋼材 供給を目指して圧延機を新規導入し、同じ敷地内でビレット鋳造から棒鋼圧延までの一貫生産体制を構 築しました。

 

Primetals Technologies は、直径 8~40 ミリメートル、長さ 9~15 メートルの鉄筋用丸棒を生産する棒 鋼圧延機について、機械装置及び電気装置一式に加えてオートメーションシステムを供給しました。圧 延機は Red Ring 方式のスタンド 18 基と長さ 54 メートルの冷却床、さらに圧延された棒鋼の結束機で 構成され、誘導加熱炉で 950°C に加熱された断面 130×130 ミリメートル、長さ 9~15 メートルのビレ ットを圧延し、秒速最大 13 メートルで棒鋼を生産します。また、ルーパー、ガイド、ロータリーせん断機、PQS 冷却システム、ピンチロール、分割せん断機、ローラーテーブル、冷間せん断機、測長ビー ム、棒鋼の搬送・計数・結束用の装置も納入。さらに Primetals Technologies は、流体系統、ロール 交換ロボット、電気装置/オートメーションシステム一式の納入とともに、圧延機の建設及び試運転を 担当しました。

 

 

Primetals Technologies がインドの製鉄メーカー、Kalika Steel(カリカ製鉄)に提 供した棒鋼圧延機(マハラシュトラ州ジャルナ)

Primetals Technologies, Limited は本社を英国、ロンドンに置き、金属鉄鋼産業にとって、エンジニアリングやプラント建設全般の、世界的 リーダーかつライフサイクル・パートナーです。当社は電機、オートメーション及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービス の一式を提供します。鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野部門にも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は三菱重 工グループで、株式会社日立製作所、並びに株式会社 IHI が資本参加している三菱日立製鉄機械と、シーメンス・グループのシーメンス VAI メ タルズテクノロジーズ社の統合により発足しました。出資比率は三菱日立製鉄機械が 51%、シーメンスが 49%です。発足時の従業員数は全世界 で約 9,000 人。詳しくは、下記 URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト:www.primetals.com