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Cold rolling mill from Primetals Technologies at the Tangshan Iron and Steel Group Co. Ltd.

ロンドン2018年6月 19日

中国の唐山鋼鉄向け状態監視システム拡張工事を受注

  • 当社製の状態監視システムを拡張し、新設予定の連続亜鉛めっきライン 2 基にも適用予定
  • 状態監視システムにより、工場の稼働率が向上し保守費用が軽減
  • 本システムの導入により、コンスタントに高品質な生産を実現
  • Industry 4.0 に向けた重要なステップ
  • 状態監視情報は、システム内の全装置から利用可能

 

プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は、中国の鉄鋼メーカーの唐山鋼鉄集団 (唐山鋼鉄)向けに、状態監視システム(CMS)の拡張工事を受注しました。当社は既に河北省唐山市 の同社第 2 冷延工場に同システムを納入していますが、今回のシステム拡張工事により、当社が納入す る 2 基の新設連続亜鉛めっきラインの状態監視にも適用される予定です。拡張された CMS は 2018 年 末に稼働開始の予定です。

 

CMS 導入の目的は、工場の稼働率を向上して保守点検費用を削減するだけでなく、生産計画を最適化 してコンスタントに高品質な生産を実現することにあります。2017 年以降、同社第 2 冷延工場の既存 の亜鉛めっきライン、連続焼鈍ラインとタンデム酸洗ラインは、当社が納入した CMS で稼働状態が監 視されてきました。唐山鋼鉄は、今回のシステム拡張によって工場全体の状態監視を行うことで Industry 4.0 実現に向けて重要な一歩を踏み出し、予防メンテナンスの分野を技術的にリードすること になります。

 

本 CMS は、機械設備のみならず、メカトロニックシステム、制御装置、プロセスモデル、他社製シス テムの監視も行いますが、当社は本拡張工事でセンサーパッケージ、サーバー、専用のソフトウェアパ ッケージを納入します。これらには、振動の計測・解析を行う 100 基以上の固定式およびモバイル式の パッケージ、各設備の CPU に対する高速接続用パッケージ、ローラーテーブルと基本オートメーショ ン(レベル 1)のデータ監視パッケージが含まれます。収集されたデータは、集中メンテナンスセンタ ーや各オペレーターステーションで利用可能で、さらにリモートアクセスによる利用も可能です。機器 データの同期、作業指示、メンテナンス作業からのフィードバック用の ERP(Enterprise Resource Planning:統合資源管理)システムへのインターフェースも実装されています。

 

唐山鋼鉄は、中国最大手の鉄鋼メーカーである HBIS 集団の傘下にあり、唐山の生産拠点で 70 年以上操 業してきました。2016 年の年間生産量は 46 百万トンです。近年、当社は AOD コンバータ、真空脱ガ ス脱炭プラント、連続亜鉛メッキラインを納入し、さらに既存の酸洗ラインとタンデム冷間圧延機の連 結工事を行っていました。

唐山鋼鉄に納入されたプライメタルズテクノロジーズ製冷間圧延機

プライメタルズ テクノロジーズ (Primetals Technologies, Limited)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業における、エンジニアリン グ及びプラント建設全般の世界的リーダーかつライフサイクル・パートナーです。当社は電機、オートメーション及び環境の総合ソリューショ ンを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューション をお届けします。当社は、株式会社日立製作所ならびに株式会社 IHI が資本参加している三菱日立製鉄機械と、シーメンス・グループのシーメ ンス VAI メタルズテクノロジーズ社の統合により発足した三菱重工のグループ会社です。出資比率は三菱日立製鉄機械が 51%、シーメンスが 49%です。従業員数は全世界で約 7,000 人。詳しくは、下記 URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト:www.primetals.com