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SR Series self-regenerating pipe to extend pipe life

ロンドン2015年6月 15日

トルコの Kroman 社の線材圧延機に最新設備を導入

  • 新規市場への参入に向け、圧延機をアップグレードして品質を改善
  • 最新のレイングヘッド ※1 技術を、耐久性の高い SR シリーズの線材送出用パイプ ※2 と共に導入
  • Optimesh 技術 ※3 で冷却コンベアを改良

 

Primetals Technologies は、トルコの鉄鋼メーカー、Kroman Çelìk Sanayìì A.Ş.(クロマン チェリ キ サナイ アーシェー)と、2008 年建設の同社線材工場について、製品ラインナップを高炭素鋼線材 まで拡大するために、先進的な技術投入に関する契約を締結しました。昨年締結した本契約では、機器 の納期は 13 ヶ月で、据付けおよび試運転は今夏末に完了する予定です。

 

これに関連して、同社向けに新規納入される No.2 ミルにはモルガンインテリジェントピンチロール ※4 のほか、パイプの長寿命化を目的とした SR シリーズのセルフリジェネパイプ ※5 を搭載した最新のレイ ングヘッド(線材送出ヘッド)技術が導入されます。さらに、Optimesh 技術による既設の冷却コンベア の改良に加え、リフォームミングタブ ※6 と巻取設備のアップグレードも求められていました。この新型 設備の保証速度は、110m/秒となっています。

 

1967 年に設立された同社は、トルコのコジャエリ県ダリカに本社を置いています。2 箇所の鉄鋼工場、 2 基の線材用圧延機、形鋼圧延機および棒材圧延機各 1 基を所有し、年間 130 万トンの粗鋼を生産して います。
※1 レイングヘッド:Laying head。線材送出ヘッド。線状になった鋼材をリング状に整形して送出する ヘッド。送出口。
※2 SR シリーズの線材送出用パイプ:線材が中を通る特殊パイプで、Primetals Technologies(PT)が 供給する耐久力の高い製品シリーズ。
※3 オプティメッシュ:Optimesh。コンベアの幅方向の空気の分布を制御し、均等な冷却をするシステ ム
※4 モルガンインテリジェントピンチロール:Morgan Intelligent Pinch Roll。PT グループの Morgan 社が供給する先進型のピンチロール。整形用ローラー。
※5 セルフリジェネパイプ:Self regenerating pipe。PT の開発した長寿命の線材送出用パイプ。
※6 リフォーミングタブ:Reforming tab。リング状になった線材の形状を再整形する装置。形状再整形 装置。

最新レイングヘッドに搭載される SR シリーズのセルフリジェネパイプ。

 

Primetals Technologies, Limited は本社を英国、ロンドンに置き、金属鉄鋼産業にとって、エンジニアリングやプラント建設 全般の、世界的リーダーかつライフサイクル・パートナーです。当社は電機、オートメーション及び環境の総合ソリューショ ンを含めた技術、製品、サービスの一式を提供します。鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野部門にも最新の 圧延ソリューションをお届けします。当社は三菱重工グループで、株式会社日立製作所、並びに株式会社 IHI が資本参加して いる三菱日立製鉄機械と、シーメンス・グループのシーメンス VAI メタルズテクノロジーズ社の合併により発足しました。出 資比率は三菱日立製鉄機械が 51%、シーメンスが 49%です。発足時の従業員数は全世界で約 9,000 人。詳しくは、以下の URL よ り当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト:www.primetals.com