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ロンドン, 12月 03, 2020

トルコ、トスヤルより電気炉「EAF Quantum」、 二次冶金設備および連続スラブ鋳造機を受注

  • 電気炉「EAF Quantum」 の年間溶鋼生産能力は 200 万トンで、さまざまな組成のスクラッ プとホットブリケットアイアン(HBI)の混合材を処理。
  • 消費電力、操業コスト、CO2 排出を削減
  • ツイン式真空脱ガスプラントにより処理能力を拡大
  • 2 ストランド式連続スラブ鋳造機の生産能力は年間 200 万トン、最大 340 万トンまで拡大可 能
  • プラントは生産品質管理システム(TPQC)を備えインダストリー4.0 に対応

 

プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は、トルコの鉄鋼メーカー、トスヤル (Tosyali Demir Celik Sanayi A.S.)のイスケンデルンにおける鋼板グリーンフィールドプロジェ クト向けに電気炉「EAF Quantum」、酸素注入機能を備えたツイン式真空脱ガスプラントおよび 2 ストランド式スラブ鋳造機を受注しました。EAF Quantum はさまざまな組成や品質の鉄スクラ ップ、ホットブリケットアイアン(HBI)、銑鉄などを処理します。EAF Quantum の消費電力は 主にスクラップの予熱により大幅に削減されています。また、スラグレス高機能出鋼システム (FAST )、連続スラグ発泡、平坦槽運転などの EAF Quantum の他の特徴も省電力に役立っていま す。これにより、操業コストと CO2 排出量も削減されます。EAF Quantum は生産性が高く、電 源遮断時間の大幅な短縮が可能となります。ツイン式真空脱ガスプラントは、処理能力と鉄鋼品 質を向上させ、トスヤルの製品群を拡充します。トスヤルのプラントでは、酸素注入機能により、 ULC 鋼から高炭素をはじめ、包晶鋼、API 鋼、二相鋼、さらに高張力低合金鋼などの鋼種の生産 が可能になります。プラントは生産品質管理システム(TPQC)を備えており、インダストリー 4.0 に対応します。2 ストランド式連続スラブ鋳造機により、年間 200 万トン(最大 340 万トンま で拡大可能)のスラブ生産が可能になり、また幅広い鋼種の処理が可能になります。この新しい 設備は、2022 年末までに稼働開始予定です。

 

Tosyali Demir Celik A.S.はトスヤルホールディングスの一員であり、トルコのオスマニエにある TOSCELIK 鉄鋼プラントと、アルジェリアにある直接還元鉄(DRI)溶鋼プラント Tosyalı Iron Steel Industry Algerie をすでに操業しています。同社では圧延機も操業しており、溶接管および鋼 板製品の市場で地位を確立しています。トスヤルホールディングスは、既存の下流設備において スラブのような半製品の生産能力を高めるため、ハタイ県イスケンデルンに新たな施設の建設を 決定しました。

 

当社は、この新しい溶鋼設備プロジェクトの第 1 期工事として、150 トン EAF Quantum および 150 トン真空酸素注入脱ガスプラントを納入し、機械設備一式と電気プロセス設備ならびに自動 化技術として、自動スクラップヤード管理機能、自動装入プロセス、自動ランス酸素吹き込み装 置と砂充填設備に加え、レベル 2 オートメーションも納入します。

 

当社が開発した EAF Quantum は、実績あるシャフト炉技術と革新的なスクラップ装入プロセス、 高効率予熱システム、新傾動方式を有する下部容器、そして最適化された溶解システムを組み合 わせたもので、出鋼間隔の大幅な短縮を実現します。従来の電気炉に比べ消費電力が大幅に抑え られ、電極および酸素消費量低減と相まって、約 20%の処理コストがの削減が可能です。全体の CO2 排出量も従来の電気炉と比較すると最大で 30%削減できます。最新の自動排ガス制御を備え た除塵システムは、環境要求事項のすべてに適合していています。

 

このスラブ鋳造機の生産量は年間 200 万トン(最大 340 万トンまで拡大可能)になります。鋳造 機の湾曲半径は 10 メートルで、厚さ 225 ミリメートル、幅 900~1,800 ミリメートルのスラブを 生産します。最高鋳造速度は毎分 1.6 メートルです。このプラントでは、超低炭素鋼から高炭素 鋼、包晶鋼および HSLA 鋼、API 鋼まで鋳造します。直線カセット式システム「Smart Mold(ス マートモールド)」が「Mold Expert(モールドエキスパート、湯もれ自動検知システム)、自動 スラブ幅調節用の「DynaWidth(ダイナウィドゥス)、鋳型オシレーター機能「DynaFlex(ダイ ナフレックス)」とともに装備されます。「自動開始」鋳造機能および自動バルジング変形抑制 機能を備えた鋳型内湯面レベル制御システム「LevCon(レブコン)」と、Mold Expert オンライ ン湯もれ自動予知システムも実装されます。ストランドガイドシステムには、ベンダー、「Smart Segments(スマートセグメント)」、I-Star (アイ-スター)ローラーが使用されます。

 

「Dynacs 3D(ダイナックス 3D)」二次冷却システムにより、ストランド全体の温度分布が動的 に算出および制御されます。「DynaGap Soft Reduction 3D(ダイナギャップソフトレダクション 3D)」はスラブの内部品質を改善します。ロール間ギャップが、Dynacs の算出値に基づき、最 終凝固中に動的に調整されます。これにより、ストランド中心部の偏析を最小限にします。

プライメタルズテクノロジーズはトスヤルより EAF Quantum 電気炉、二次冶金設備および連続ス ラブ鋳造機を受注。調印式:左から、Mr. Deniz Catan(プライメタルズテクノロジーズ ドイツ、 テクニカルセールス マネジャー)、Mr. Aashish Gupta(プライメタルズテクノロジーズ、グロー バル アップ ストリームビジネス責任者)、Mr. Fuat Tosyali(トスヤルホールディングス会長)、 Dr. Suhat Korkmaz(トスヤルホールディングス CEO)、Mr. Cenk Derinkok(プライメタルズテ クノロジーズ トルコ CEO)

 

プライメタルズ テクノロジーズ (Primetals Technologies, Limited)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、 プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。当社は電機、オートメーション、デジタライ ゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野 を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は三菱重工およびパートナーの出資によるグループ会社 で、従業員数は全世界で約 7,000 人です。詳しくは、下記 URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト: www.primetals.com.

Primetals Technologies, Limited, headquartered in London, United Kingdom, is a pioneer and world leader in the fields of engineering, plant building, and the provision of lifecycle services for the metals industry. The company offers a complete technology, product, and services portfolio that includes integrated electrics and automation, digitalization, and environmental solutions. This covers every step of the iron and steel production chain—from the raw materials to the finished product—and includes the latest rolling solutions for the nonferrous metals sector. Primetals Technologies is a joint venture of Mitsubishi Heavy Industries and partners, with around 7,000 employees worldwide. To learn more about Primetals Technologies, visit the company website www.primetals.com.