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Electric arc furnace from Primetals Technologies at the Acciaieria Arvedi plant in Cremona, Italy.

ロンドン2018年11月 13日

イタリアの Arvedi 社向け新型電気炉を完工

  • 年産能力を 140 万トンに増強
  • ダスト処理と熱回収システムを統合して環境バランスを改善 · 据付
  • 調整を 31 日間で完了し、稼働開始は予定より 2 週間前倒し

 

プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)はイタリアの鉄鋼メーカーAcciaieria Arvedi S.p.A.(Arvedi 社)クレモナ製鉄所向けの新型電気炉を完工し、最終検収書を受領しました。粗鋼の年 産能力は 140 万トンに増強され、一次除塵と補助除塵システム、追加排気ポイント用の除塵システム、 電気炉からの排出ガスの熱エネルギーを再利用して製鉄所内の酸洗設備 3 ラインに供給する蒸気を生成 する熱回収システムも納入されました。

 

新型の 150 トン型電気炉は、Arvedi 社の生産能力を拡大し、生産コストの削減を実現します。タップ間 隔はわずか 36 分で、1 回のバケット操作で実行でき、毎時約 200 トンの粗鋼生産が可能になります。 電力消費は 1 トンあたり 340 から 350 キロワット時で、155 MVA の変圧器から供給されます。通常の 場合、この電気炉には 65%の鉄スクラップ、25%の銑鉄、10%の HBI(ホットブリケットアイアン)の 混合物が装入されます。当社は、精製用の組合せ型バーナーシステム(RCB)5 基、二次燃焼用バーナ ー、新開発の電極制御システム(Melt Expert)、総合漏水制御システム(FluidGuard システム)に加え 新方式の出銑口自動充填システムを供給しましたが、これらにより炉周辺に配置される作業員が不要と なり安全性が向上しました。また当社は Industry 4.0 に対応したレベル 2 プロセス最適化システムも提 供しました。

 

既存の除塵システムは新型電気炉用に改造され、補助排気ポイントと追加排気ポイントの両方にフィル タを追設することで総処理量を増やしています。この除塵システムは、残留塵量として 1 立方メートル あたり 5 ミリグラム未満を達成し、ヨーロッパの最も厳しい環境要件を満たします。

 

製鉄所内のエネルギーバランス最適化のために、電気炉から回収した廃熱を再利用して約 17 トン/時の 蒸気を生成し製鉄所内の酸洗 3 ラインで使用しますが、既存のガスボイラーが不要となり、ガス消費量 の削減でエネルギーコストが抑制されます。

 

Arvedi 社はイタリアのクレモナに拠点を置く Arvedi グループの一員です。製鉄所では、溶鋼を製造する 溶解プラントおよび薄板製品を製造する 2 つの鋳造圧延ラインが稼働中ですが、そのうち 1 ラインでは、 Arvedi 社と当社との協力によって実現した革新的な Arvedi ESP(エンドレスストリップ生産)プロセ スを導入しています。このラインでは主にハイテン鋼、二相鋼(DP)などの特殊鋼や、多くの用途で冷 間圧延製品に代わって用いられる薄板・極薄板熱延コイルを生産しています。

プライメタルズテクノロジーズがイタリアの Arvedi 社クレモナ製鉄所に納入した新型 電気炉。

プライメタルズ テクノロジーズ (Primetals Technologies, Limited)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業における、エンジニアリン グ及びプラント建設全般の世界的リーダーかつライフサイクル・パートナーです。当社は電機、オートメーション及び環境の総合ソリューショ ンを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューション をお届けします。当社は、株式会社日立製作所ならびに株式会社 IHI が資本参加している三菱日立製鉄機械と、シーメンス・グループのシーメ ンス VAI メタルズテクノロジーズ社の統合により発足した三菱重工のグループ会社です。出資比率は三菱日立製鉄機械が 51%、シーメンスが 49%です。従業員数は全世界で約 7,000 人。詳しくは、下記 URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト:www.primetals.co