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EAF Quantum electric arc furnace from Primetals Technologies

ロンドン2018年11月 05日

中国の郎渓鴻泰鋼鉄向け新型電気炉 EAF Quantum とレ ードル炉を受注

  • 溶鋼 1 トン当たりの電力消費量を大幅に低減、操業コストと CO2排出量を削減
  • 溶解間隔の大幅な短縮化納期

 

プライメタルズテクノロジーズは中国の鉄鋼メーカー郎渓県鴻泰鋼鉄有限公司(Langxi County Hongtai Steel Co., Ltd.:郎渓鴻泰鋼鉄)から安徽省宣城市の製鉄所向けに新型電気炉 EAF Quantum とツインレ ードル炉を受注しました。この電気炉は、さまざまな組成や品質のスクラップ鋼を処理できるよう設計 されています。スクラップの余熱により、電気炉の消費電力は大幅に低減され、操業コスト及び CO2排 出が削減可能です。ツインレードル炉は、生産対象鋼種に対する鋳造温度を設定どおり正確に制御しま す。この新型電気型炉は、2019 年度の第 3 四半期に稼働する予定です。

 

郎渓鴻泰鋼鉄の設立は 2002 年で、主に合金、ブッシングおよび圧延用ロールを含む鋳造製品を製造し ています。当社は、自動スクラップヤード管理機能、自動挿入プロセス、自動ランス酸素吹き込み装置 および砂充填処理を含む新型電気炉 EAF Quantum とツインレードル炉の機械・電気処理装置全般に加 えてインダストリー4.0(Industry 4.0)に対応するレベル 2 のオートメーションを納入します。

 

当社が開発した新型電気炉 EAF Quantum は、実績あるシャフト炉と革新的なスクラップ挿入プロセス、 高効率予熱システム、新しい傾動方式を持つ下部容器、最適化された溶解システムを装備し、出鋼間隔 の大幅な短縮を実現します。従来の電気炉に比べ電力消費量が大幅に低減され、電極と酸素の消費量低 減もあいまって、全体で約 20%の処理コストの低減ができます。全体の CO2排出量も従来の電気炉に 比べて、粗鋼 1 トン当たり最大 30%削減されます。

プライメタルズテクノロジーズの新型電気炉 EAF Quantum

プライメタルズ テクノロジーズ (Primetals Technologies, Limited)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業における、エンジニアリン グ及びプラント建設全般の世界的リーダーかつライフサイクル・パートナーです。当社は電機、オートメーション及び環境の総合ソリューショ ンを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューション をお届けします。当社は、株式会社日立製作所ならびに株式会社 IHI が資本参加している三菱日立製鉄機械と、シーメンス・グループのシーメ ンス VAI メタルズテクノロジーズ社の統合により発足した三菱重工のグループ会社です。出資比率は三菱日立製鉄機械が 51%、シーメンスが 49%です。従業員数は全世界で約 7,000 人。詳しくは、下記 URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト:www.primetals.com