最新情報
2023082933

 

中国の鉄鋼メーカー向け厚板圧延機の大規模なオートメーションシステム更新完工

  • 中国で厚板圧延機に包括的な自動化ソリューションを導入
  • レベル2のオートメーションシステム更新で生産工程が安定し製品品質が向上
  • 予定より2週間早く最終検収証を受領

プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は中国、湖南省湘潭市にある湘潭鋼鉄(Xiangtan Iron and Steel)向け厚板圧延機の大規模オートメーションシステム更新を完工しました。同社は製品品質向上と旧式オートメーションシステムの近代化を希望しており、当社のソリューションはそのどちらにも対応するものです。

期待を超える成果

導入工事はわずか6週間で完了し、生産開始直後から製品の品質がお客様の期待を上回ったため、当社は予定より2週間早く最終検収証(FAC)を受領しました。湘潭鋼鉄Vice Chief Engineer of Electrical Automation、Li YuXiang氏談「プライメタルズ テクノロジーズと当社の技術スタッフとのオープンなコミュニケーションが効率よく行われたため、プロジェクトはスムーズに進行し、予定よりも早く完工することができました。プライメタルズ テクノロジーズの技術力と組織力がはっきりと分かりました。」

レベル2オートメーションシステム更新によるメリット

当社が行ったプロセス最適化システムの更新により、圧延プロセスにおける重要なパラメータであるロール力とロールトルクの予測が改善されるため、特に小ロットや異なる鋼種の圧延においても、プロセス全体が安定します。レベル2システムの一部であるセットポイントモニターは、パイロメーターの調整、オペレーターの介入、予期しないイベントなどが起きた場合、レベル1とレベル2の自動化システムを同期させ、圧延プロセスの調整や変化への対応性を高めます。

レベル2ではまた、パスキーパーが指定の板厚を確実に維持します。パスキーパーによりプロセスオートメーションシステムは、誤った結論をもたらす可能性のあるノイズの入ったデータを排除し、パススケジュールの安定した計算を保証し、特に薄板圧延で効果を発揮します。

広範な市場

1958年に設立された湘潭鋼鉄は、約10,400人の従業員を擁し、広幅の厚板、線材、棒鋼を合わせて年間1,200万トンを生産しています。造船、建設機械、海洋工学、橋梁建設、圧力容器などの市場に製品を提供しており、世界最長の海上横断橋である港珠澳大橋(香港・珠海・マカオ大橋)やアブダビ国際空港に使用されています。

Primetals Technologies’ upgrade of the Level 2 automation system at Xiangtan Iron and Steel’s plate mill has resulted in improved quality of the produced plates.

プライメタルズ テクノロジーズによるレベル2オートメーションシステムの更新で、湘潭鋼鉄の鋼板品質が向上しました。

“The open communication between Primetals Technologies and our technical staff was efficient,” said Xiangtan representatives after the conclusion of the project.

完工に際しての湘潭鋼鉄Vice Chief Engineer of Electrical Automation、Li YuXiang氏のコメント

「プライメタルズ テクノロジーズと当社の技術スタッフとのオープンなコミュニケーションが効率よく行われました。」