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ロンドン2025年8月 05日

インド、SAILのルールケーラー製鉄所向け熱風炉を追加受注

  • ルールケーラー製鉄所第5高炉に4基目の内燃式熱風炉を追設
  • 熱風炉追設で既設の熱風炉の順次補修中も操業を継続
  • 試運転は2026年半ばに完了予定

プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)は、インドのSteel Authority of India Limited(以下、SAIL)のルールケーラー製鉄所(以下、RSP)向けに第4熱風炉新設工事を受注しました。 SAILからの受注は本件が2件目となり、プライメタルズ テクノロジーズが熱風炉技術の有力サプライヤーとして確固たる地位を築いていることを示しています。 第4熱風炉の追設により、RSPでは既設の熱風炉を順次補修しながらも、生産レベルを維持することが可能になります。

効率と耐久性を高めた設計

追設される内燃式熱風炉は、プライメタルズ テクノロジーズによる設計から詳細エンジニアリング、機器調達、建設および据付、プラントでの試運転までを一括で請負うターンキープロジェクトとして納入されます。 供給範囲には、炉殻、耐火物、フィールド機器を含む電気・自動化機器およびレベル1自動化システムのアップグレードが含まれます。   

内燃式熱風炉には、熱膨張や高温環境に一層効果的に対応できるよう、改良されたドーム形状と構造が採用されます。 さらに、プライメタルズ テクノロジーズ独自のバーナー設計により、火炎がさらに安定します。 試運転の完了は2026年半ばを予定しており、第4熱風炉追設完工後には、RSPの操業における柔軟性が向上することになります。  

インド有数の一貫製鉄会社 

SAILは、インド最大級の製鉄会社のひとつです。 国内原料調達地に近いインド東部と中部を中心に、一貫工場5カ所と特殊鋼工場3カ所で操業しています。  

RSPは1959年にインドの公共部門として初めて設立された一貫製鉄所で、当初の生産能力は年間100万トンでした。 継続的な投資により、現在では溶銑能力が450万トンに拡大しています。 複数の下流圧延工場を有し、船舶建造、防衛、自動車、石油・ガスなどの最終市場向けに、板材、コイル、電磁鋼、パイプ製品など幅広い製品を生産しています。  
 

インドに建設されたプライメタルズ テクノロジーズ製内燃式熱風炉

ルールケーラー製鉄所での契約締結式にて、SAILとプライメタルズ テクノロジーズの代表者


プライメタルズテクノロジーズPrimetals Technologiesは本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は、三菱重工グループの100%出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。 

公式ウェブサイト:https://www.primetals.com/jp