リバースコールドミル

リバースコールドミル

プライメタルズテクノロジーズが提供するリバースコールドミルの先進技術は、中小規模の生産や特殊鋼等の小規模生産にとって、理想的なソリューションです。当社は,製品の組み合わせおよび要求品質によって,最適な6Hiミルまたは4Hiミルの圧延設備を提供し,各製品およびお客様のご要望に幅広く対応します。

リバースコールドミルはシングル(1スタンド)または2スタンド圧延スタンドと,両側の巻取機より構成されています。リバース圧延により,タンデム圧延設備より生産効率は低下しますが,圧延条件をコイル毎に速やかに変更することが可能なため,リバースコールドミルは,多品種の小ロット生産に特に適しています。また,設備がコンパクトなため,メンテナンス時は圧延設備および周辺機器へ容易にアクセスすることが可能です。さらに単機運転のため,リバースコールドミルは簡単に停止および再起動ができ,投資費用および運転費用を抑えられます。

1スタンド リバースコールド(可逆式冷間圧延)ミル

プロダクトミックスによって異なりますが、1スタンド冷間圧延設備の生産能力は、10~40万トン/年です。奇数パスまたは偶数パス両方の圧延スケジュールが可能で設備の可用性と能力を最大限に発揮できます。UCミル(Universal Crown Control mill)は,ワークロールベンダー、中間ロールベンダー、中間ロールシフト機能を有する事で,全てのロールはストレート(ロールクラウン無し)でも,十分な形状制御能力を発揮できますまた、形状計とマルチゾーンクーラントヘッダを組み合わせると、もっとも厳しい平坦度要求に対応できます。
 

2スタンドリバースコールド(可逆式冷間圧延)ミル

プライメタルズテクノロジーズが提供する2スタンドリバースコールドミルは、投資コストを大幅に抑え、1スタンドリバースコールドミルの柔軟性と、従来のバッチ式タンデム圧延設備の生産能力の高さを組み合わせた特徴をもっています。当社は,実現可能な最高の品質と生産能力をもった2スタンドリバースコールドミルを提供できますので,圧延した鋼材は、幅広い用途に使用できます。2スタンドリバースコールドミルの生産量は、薄板の場合で30万トン/年,板の場合で 100万トン/年です。
 

プライメタルズテクノロジーズ

のリバースコールド(可逆式冷間圧延)ミルの主なメリット

  • 高い生産能力と高い製品歩留まり
  • 幅広い製品(特に小ロッドの注文に対して)を柔軟に低コストで生産
  • 高い板厚精度および形状許精度
  • 最小オフゲージ長
  • 高い表面品質
  • No.2スタンドは、スキンパスミルの役割を担うことができます
     

HYPER UC-MILL

HYPER UC-MILLは、高強度鋼板圧延における板厚制御と形状制御の高パフォーマンス化を目的として開発されました。このテクノロジ-は、高級無方向性電磁鋼板および薄板の圧延にも適用できます。技術開発コンセプトは次の通りです。

  • 最適なロール径の組合せの実現(ワークロール、中間およびバックアップロール)
  • 高い形状制御性を実現するワークロール駆動方式の採用
  • ワークロールを駆動を実現するための高強度の小径スピンドルの開発

HYPER UC-MILLの主な機能

最適化されたワーク、中間およびバックアップロール径の組み合わせ
ロールの組合せを検討する場合,圧延荷重は主に次の2つに制限されます。1つは優れた板形状を維持するための制限、2つ目はロール間の接触応力による制限です。これらの制限の相関性をグラフに表すとハッチ部分が、許容圧延荷重を示します。また,許容圧延荷重における最大圧下量も現しています。このグラフから、HYPER UC-MILLのロール径は,最大圧下量を得られる範囲にある事が判ります。(ワークロールの直径)/(板幅) = 0.18 - 0.24
 

全レベルで完全プロセス制御

各プロセスで自動制御技術を構築

プライメタルズテクノロジーズは、機械、油圧、位置制御の各要素技術を統合化した高機能自動制御技術により、冷延設備において形状制御、板厚制御、オフゲージ制御で品質の改善と向上を実現しています。
冷間圧延ミルでは、可逆式ミル(RCM)、酸洗ライン(PL)およびタンデム冷間圧延ミル (PLTCM)まで、全ての圧延設備に対応しています。豊富なプロセス知識を組み合わせ、人工知能やニューラルネットワークを活用した最新のオートメーションソリューションおよび多変数自動適応型制御を使用する事で、コストの最小化と生産管理の最適化を実現します。 当社の制御技術は走間ゲージ変更による板厚変動の改善を達成しています。形状制御においては各アクチュエータの影響係数を物理モデルで算出し、高速・高精度の形状制御を実現しています。

非接触型平坦度測定システム

圧延システムの平坦度の測定では、現在は接触型測定が多く使われていますが、この技術では材料と検出器が接触しなければならず、いくつかの問題があります。この解決するために、プライメタルズテクノロジーズは非接触型平坦度測定装置を開発しています。鋼板を一定周期で振動させ、板幅全体の起振増幅を測定するという原理によるものです。具体的には鋼板とミルスタンドの通過ライン下のセンサーとの間に空気により起振力を生成します。この結果、材料には一定の振幅が発生し材料の張力の差が非接触型渦電流センサーにより測定され、板形状の変化が電気的に変換されるものです。

速度最適化システム

速度を最適化する事で、生産ラインの稼働が円滑化されます。つまり、ラインの個別処理群がそれぞれ生産工程を完了するごとに別々に停止するのを避け、高い品質水準で優れた生産効率が可能となります。才能あふれる音楽家が結集したオーケストラでも、指揮者が良くなければ、良い音楽にならないのと同じように、可逆式ミル(RCM)、酸洗ライン(PL)およびタンデム冷間圧延ミル (PLTCM) の個別処理群は全て、生産性を最高にするため、一括調整が必要です。速度最適化システムの目的は、工場の各部門をできる限り高速に稼働させて生産高を向上させる事ですが、各部門の速度を品質確保に十分な定速に保ちながら、高速で稼働させる事です。その結果として、運転に均質がとれ、製品がさらに高品質になるプロセスができ、ラインの生産高が最大化されます。

走間板厚変更

走間板厚変更とは、稼動中の目標ゲージの変動(を同じ鋼板内または溶接のつなぎ目)で板厚を変化させる制御のことで、板厚変更中の円滑で安全な生産を実現する技術です。プライメタルズテクノロジーズでは、連続タンデム冷間圧延ミル(PLTCM)による圧延において、各々の鋼板間の板厚移行時に、生産を最適化すること、歩留まり損失を最小化する方法を実現しています。加えて圧延計画における柔軟性を最大化し、円滑な運転を確保することで、ロール面破損および鋼板亀裂の危険を減らすことが可能です。走間板厚変更は、連続タンデム冷間圧延ミル(PLTCM)の鋼板間の移行、負荷再分布を目的としており、厳しい移行条件でもターゲット厚さの変更等、材料の種類によらず圧延を効率的に実施する機能を提供するものです。

 

圧延機モータ駆動装置

プライメタルズテクノロジーズは、冷間圧延ミルの圧延機モータ駆動システムの新設、更新およびアップグレードのソリューションを提供します。このパッケージには、圧延機スタンドまたはコイラー向けの圧延機モータの電気およびオートメーションコンポーネントの全てが含まれます。高圧電源装置、高調波フィルタ、駆動システム、接触器、シンクロナスモーター、インダクションモーター、速度センサー、温度センサーとトルクリミッター(例. せん断ピン)で構成されます。

安全システム -リスクの最小化

労働災害による負傷から要員を保護するため、安全要件はますます厳しくなっています。プライメタルズテクノロジーズの安全システムは欧州または国際基準に従って設計され、最先端のリスク低減を実現しています。この安全システムには、リスク評価およびフェールセーフ・オートメーションシステムのリスク低減対策に基づき、非常停止、ミルエリアへの接近時の安全停止、安全エリアへのアクセス設備の管理と監視、運転時または必要時には安全エリア内での動作停止、安全減速の監視などの安全機能が装備されています。安全システムには駆動および油圧装置向けの安全停止機能も含まれています。

ロール偏心制御

ロール偏心制御は、ロールの偏心が原因の板厚変動を解消することで、板厚品質を向上させます。板厚を許容値内に収める事は、高い鋼板品質を実現する上で特に重要です。ミル出側の厚さ変動は、入側の板厚変動あるいは鋼板テンションの変化による先進率の変化作用だけではなく、ロールの偏心も原因になります。ロールの非均一な熱膨張、不正確な研磨、あるいは駆動キー経由のベアリングロールシェルの非対称調節等、さまざまな原因に対して、各ロールが偏心周波数で振動に対して補正する事により鋼板を均一した厚さで生産できます。 プライメタルズテクノロジーズでは圧延技術の長い経験に基づき、圧延条件にもよりますが、測定済み出側板厚さ、圧延下力、あるいは入側テンション変動をREC システムを使用して偏心を改善します。

装置パフォーマンスアナライザー

装置パフォーマンスアナライザーは、圧延プロセスおよび冶金装置の効果(圧延ミル、処理ラインなど)を監視および改善する目的で設計されています。投資予算が非常に限られているため、設備の改善方策を確認することが主な課題となっています。このパッケージは、運転の最適化、つまり生産設備に新たに投資する事なく、より良い製品をより多く生産することを目的としています。ほとんどの業界では冶金設備が生産する製品の監視をすでに実施しています。プライメタルズテクノロジーズの装置パフォーマンスアナライザーパッケージは、さらに鋭く、すでに生産された製品に加え、生産予定の製品を監視します。すなわち、連続生産、最高生産速度および欠陥ゼロ生産の3項目を目標にして、どこに損失が予想されるか、いかに状況を改善できるかを測定する優れたゲージとなります。

オフゲージオプティマイザー

寸法精度 (厚さ、形状)機械特性、表面品質および歩留まりの観点から、製品の品質および生産性に対するニーズは日々、高まっています。オフゲージにより生成されるスクラップは処理コストを増やし、全体的な歩留まりを減少させています。 これに対して、プライメタルズテクノロジーズでは、お客様の圧延設備のいわゆる「隠れた可能性」から産み出される、低い投資コストと投資早期回収(通常は1年)に関わるソリューションを提案します。オフゲージオプティマイザーは、テクノロジー、プロセス制御、および機器の最適な組み合わせにより、マスフロー原理によるタンデム冷間圧延ミルの制御アルゴリズムをスマートに実行します。

SIAS - 自動表面検査システム

SIAS は、プライメタルズテクノロジーズの自動表面検査向けのソリューションで、ビレットおよびフラット製品の表面品質監視を目的としています。画像処理ハードウェアおよびソフトウェアとあわせてオンラインセンサー(光源とカメラ)で構成されるこのシステムは、部分的およびランダムな表面点検を100%連続した点検に代えることを目的としています。SIAS 専用で、特許取得済みの分類手法「Coulomb Hyperspheres」により、一般的には2週間のシステム運転後には、もっとも重大な欠陥を検出および分類することができます。システムに完全統合されたコイル等級アプリケーションは、最終的なお客様の表面品質ニーズおよび製品表面評価に基づき、グローバル品質水準を SIAS を利用して自動計算することで、意思決定を支援する追加機能です。

リバースコールドミル向け統合型プラントおよびソリューション - 経験が物を言う

コンピタンスに関する詳細は、対応するリンクに従って確認してください:

参考照例

HYPER UC-MILL: 世界最高レベルの高効率なリバースコールドミル

顧客:
Maanshan Iron & Steel(中国)

タイプ:
リバースコールドミル

材料:
電磁鋼板

製品板厚:
0.35 ~ 0.65 mm

製品板幅:
900 mm~1,280 mm